あの街が嫌いだった話
皆には今まで内緒にしてたけど
キラキラした都会を歩くときは、ぼくはマスクの下で変顔をしています。
あの街全体を包んでいる“凄み”みたいなものに押しつぶされてしまいそうな感覚、あれが苦手だからです。
ぼくもまだ若者のカテゴリーに入ってるけど(そうだと信じたい)、なんでああいう街の若者はあんな自信に満ちた雰囲気で歩けてるのでしょうか?
なんかもう変顔とかしてバランスを取らないと、
とてもじゃないが歩けなくないですか?
はあ~~~~~~~~~~~~~~~~
(ありったけのため息)
もう、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ホントに参っちゃう。
でもこんなこと口が裂けても言えない。
みんなに変なやつだと思われたくないし、
打ち明けた日には怪訝な顔をされるのがオチなので。だからここ (note) に隠れて書いてるんですけどね。
…
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でも、あの街の定点カメラは好きだ。
Youtube で生配信されているあの街の定点カメラを見るのは好きだ。
見ていると安心する、特に深夜は。
「深夜のあの街」は「昼間のあの街」とは全く違う景色を見せてくれる。
人がゴミのようだった昼間の光景が嘘のように静かで、暗くて、大人しい。
たまにタクシーとか終電に乗り遅れた人が見えるけど、それだけ。
実際のあの街は夜でも騒々しいし、飲み屋なんかはどうしようもない酔っ払いでごった返しているけど、あの定点カメラが映す映像だけは別だ。
見てるとホッとするのだ。
そっか、新自由主義の総本山みたいなあの街にも「そういう瞬間」があるんだ。
その事実がちょっと嬉しいし、ちょっと勇気をもらえる。
今そんな事にハマっています。
この間「定点カメラにハマっている」、と友人に話したら怪訝な顔をされましたけどね。