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うねりの中で。

2019年。平成31年。令和元年。

なんともまとまりのない。

そんな慌ただしく、落ち着きのない世の中のせいか、この1年、なんとなーく流されるまま、時代のうねりの中を流木が波間を漂うように、心は無に近く、目の前で起こるすべての事柄は果たして現実なのか一瞬、落ち着いて考えないと判断つかない感覚に捉われることが多かった。

わたしの人生の中で、大きく影響を与えられた2人の作家のうちのひとり、村上春樹さんの『 ノルウェイの森 』で、主人公のワタナベが「 僕は今どこにいるんだろう 」というシーンがあるが、まさに主人公と同じ境地に達したような感覚だ。

また、原作の冒頭でボーイング747のシートに座り、ドイツのハンブルク空港へ着陸しようとする主人公もまた37歳であるという事。

いつしか自分も、そんな年齢になったのかと思う反面、37歳は過去の自分、ずっと消化出来ずにいる想いと対峙するにはちょうどいい年頃なのかもしれない。成仏することなく現在も彷徨い続けてる感情は、一度ちゃんと葬ってやった方がいい。

村上春樹作品が苦手という方も多く、特に『 ノルウェイの森 』は好き嫌いがはっきり別れる作品である事から、ジブリ作品の『 おもひでぽろぽろ 』のタエ子と言った方がわかりやすいだろうか。

ただ、タエ子に関しては27歳のOL時代に小学5年生が出てくる設定なので、そんな歳はわたしにとってもう遥か過去の事でありw やっぱり『 ノルウェイの森 』の主人公のワタナベの方がしっくりくる。

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そういえば。つい先日、早朝の通勤時にクルマがいきなり左横から突っ込んできて、その瞬間をスローモーションに感じ、後々考えてもあの危機的状況をどう交わせたかはまったくもって説明できないのだがw 

幼い頃から大学まで、長年スポーツに携わり( 格好良く言えばね!!言い換えると単なるスポーツバカ )、運動神経の良さが功を奏したとしか思えないw クルマとはほんの少しカスった程度で事故にならずにすんだ。まぁ、要するに当て逃げされたパターン。。。

ここ最近の不眠症、情緒不安定、妙にふわふわして地に足がついてないような、心ここに在らずの感覚はいよいよ死期が迫ってきたか??と勝手に思い込んでいたが...(  -᷄ ω -᷅ )

ゾーン( ZONE )と呼ばれる極度の集中状態を現役時代に何度か体験した事があるせいか、どうもあのスローモーション以来、過去の自分やずっと心の片隅に追いやっていた苦い記憶が一気に呼び起こされてしまったようだ。

この1年、それはもう全速力で駆け抜けてきた。途中で記憶が幾つか抜け落ちててもおかしくないくらい、たくさんの経験とたくさんの出会いを繰り返し、掴んでは手放して、また掴んでは手放してという延々ループの中、それを冷静に捉えてる自分はまさに超集中状態。

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自分の生き方を振り返ると、ほとんど直感で生きてきたなぁと思う。

ひとりっ子のくせに、子供の頃から親には悩み事をそんなに言ったこともなく、進路だっていつも自分で勝手に決めて、あとは了承だけもらう状況で初めて報告するパターンがほとんど。

相談というものをした事が皆無のわたしは、高校生の時に『 あんたは、親に何にも相談してくれんのやね。子供の感覚がない。』という言葉を母親に言わせてしまう事になる。。。

そんなわたしが、母親に相談したのは社会人になってから、父親の人生に焦点を当て本を書こうと挑戦したものの、あまりにも自分の文章力が無いことに打ち拉がれw 悩みを打ち明けた事がある。

父親との事は、いずれ覚悟が決まればきちんと思いを綴ろうと考えている。ただ、今はまだ書く勇気が無い。。。

幼い頃から本が好きで好きでたまらず、かなりの量の本を読み込んできたわりに...ほんっとに自分の納得がいく文章が書けなくて。゚(゚ ˙-˙ ゚ )゚。  

すると母親は『 絶対にいつか、言葉や文章を自然に思いついたり、自由自在に使えるようになる日が来るから心配しなさんな。』と言われた事がようやく叶いつつある今日この頃。

言葉が止め処なく溢れ出て、文章もすらすら書けるようになって、この力が果たしてどれくらい持続するかは予測不能なのだがw 今のうちに精一杯、自分の中から湧き出る思いはしっかりと書き残しておきたいと思う。

断片的になるかもしれないけど、パズルのピースをひとつひとつ嵌めていくように、記憶を呼び起こしながら書き溜めていきたい。

いつ何が起こっても、わたしというひとりの人間がこの世にいたのだという形跡になったらいいななんて思ったり。

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ひとまず、今日はここまで。


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