【5分で分かる】美容業界の今:お客様編
こんにちは。さかもとです。
美容室のマーケティングについて書く前に
お客様を中心に「美容業界の今」について、
いわゆる「前提」について書いていきたいと思います。
土台をしっかり知るというのは、とても重要な事ですね٩( 'ω' )و
1. ここ10年で美容業界の劇的な変化
まず、これは美容業界だけではないですが
「広告」に関して劇的な変化がありました。
一昔前は「広告枠が限られていた」
その限られた広告枠というのは、「TVや雑誌のマスメディア」です。
限られた広告枠に入れたサロンや美容師がいわゆる「有名店」「カリスマ美容師」だったわけです。
お客様は「特定の場所に用意された情報のみ、キャッチできていた」という事です。
しかし、みなさんご存知の通り、WEBの発達・SNSの普及により
「限られた広告枠」という概念はなくなり、自由に情報が取れるようになりました。
以前は、有名サロン以外で情報が入って来るのは自分の住んでいる近くの地域の美容室だったりしましたね。
SNSだけではなく、ホットペッパービューティー参画サロンも増加し、
お客様は「選ばせられる人」から「選ぶ人」に変わったのです。
また、いろんな情報が目に飛び込んで来る事に慣れているので、
現代は「お客様の目がものすごく肥えている」状態です。
2. ハコからヒトへの興味の移り変わり
SNSの発達に伴い、
ハコ目当てでの予約→ハコ+ヒト目当てでの予約
がここ最近増えてきました。
【例えば】
以前は、有名店に行きたい→メンズだったらOCEANTOKYOさんに、可愛らしくしたいからAFLOATさんに。
でしたが、今は
OCEANTOKYOの高木さんにカットしてもらいたい、ALBUMのNOBUさんにカラーしてもらい
という傾向が増えてきました。
みなさんも経験ある方はいらっしゃるのではないでしょうか?
超有名店を例に上げてしまいましたが、
【ハコ(美容室)の強さ+ヒト(個人)の魅力】時代に突入したと言えます。
特に都心エリアで著しく見られている傾向ですが、
今後「発信をしていない美容師さん」は埋もれていってしまうのです。
3. 当たり前の基準
モノが溢れたこの時代では
お客様は「ある程度のお金を払えば、ある程度のモノ・サービスは受けられる」という思考になっています。
300円以下で美味しいドリアが食べれたり、3500円でカット+カラーができたり。
「ある程度の技術を持っていて当たり前」という思考になってきた今
お客様が満足する所・がっかりする所は
付属の「サービス部分」が多くなってきています。
つまりは「接客全般」です。
Moment of Truthといい、お客様が何かを決定した瞬間
いわゆる「もう一度来よう・もう二度と行かない」と決めた瞬間の要因
のデータにも顕著に出ています。
まとめ
1. ここ10年で美容業界の劇的な変化
広告が劇的に変化した。お客様は「選ばせられる人」から「選ぶ人」に変わった。
2. ハコからヒトへの興味の移り変わり
以前は美容室そのものが魅力的である事が重要だったが、美容室+個人の魅力の関心が高まった。特に都心部は著しくその傾向が出ており、「発信をしない美容師さん」は埋もれてしまいがち。
3. 当たり前の基準
お客様の中で「ある程度」の基準がとても高水準になっている。付加価値である「接客」に再来・離脱の要因が大きくなった。
一つ一つ深掘りしていくと、とてつもなく長くなってしまうので
ひとまず簡単にまとめてみました٩( 'ω' )و
ご参考になれば嬉しいです^ω^
次回は【お店編】美容室の今をお届け致します☆
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