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フリーランス

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フリーランスの「リアル」をまとめています^^
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他人の生き方を尊重しないと、自分の生き方を尊重してもらえない。

フリーランスになって気をつけなきゃ、と思っていることのひとつ。 それは、「フリーランスが一番」というエゴにとらわれてしまうこと。 上司がいないし、通勤もいらない、無駄な会議もない。あぁ、最高だ。フリーランスは、なんて素晴らしい働き方なんだ! って思ってしまった時点で、おそらく僕の頭に落雷が降り注ぐだろう。「会社員でも楽しくやっている人は、五万といる。なのにフリーランスが最高とか言うな!」という怒りの声だ。 これは、否定する余地がないほどまっとうな意見。ただし、フリーラ

大企業を脱サラして痛感する、「安定」の意味

安定は、大切だ。 とは聞き馴染みの多い言葉だけど、じゃあ「安定」って何かって聞かれると、結構答えられない人もいるかもしれない。 答えはさまざまだろうと思うけど、大企業を脱サラして1年弱経った今、ぼくが思うのは、安定とは「心の安定」だということ。 たしかに、大企業は「環境」の面では安定していた。 そもそも正社員の場合、労基法などでガチガチに雇用が守られてるから「いきなりクビ」の心配は、まずない。大企業がつぶれる可能性は、中小やベンチャーより低いし、給料も高ければ、福利厚

フリーランスになっても、ちっとも自由じゃない話。

もう少し「自由」が手に入ると思ってた。でも、現実はちがった。 今日は、そんな話。 前提として、フリーランスになって確実に手にしたかった、働く場所の自由は手に入っった。 「オフィス」という空間、さらに言えば「常に監視されている空間」が何よりもストレスに感じてたので、基本的に自宅で仕事ができるようになったのは大きい。 一方で、「考える時間」はメチャクチャ増えた。仕事を安定させなきゃ、次に備えて勉強しなきゃ、といったことから、節約や投資などの金銭面、さらには食事や睡眠、メン

脱サラ×Webライターを目指したわけ

正社員だけが、人生じゃない。 29歳、ベッドの中の僕。平日の昼下がり。休職中に横になりながら、ふと考えた。 新卒で入った大企業は、いわゆる縦型の組織。「上の命令は絶対」の中で、まさにその“上”から落ちてきた怒号(爆弾)にココロがこわれ、適応障害で休職。 でも復職後は変わらず「正社員」として働き、自分自身、そこに何の疑いも持っていなかった。「俺は、人よりストレス耐性が低いだけなんだろうな」と、サラッと受け流していただけだった。 そんな中、成長を感じられない仕事に嫌気が差

メンタルが弱いんじゃない。「受け身」を知らないだけだ。

高2の夏。 蒸し暑い柔道場。 男臭い空間のなか、 僕はひたすら倒されていた。 そう、受け身の練習だ。 あのときは無駄な練習に思えたけど、 いま思うと、あれほど大切な練習はなかったのかもしれない。 受け身をとること。 これが人生を救う大きなカギだとは、その当時16~17の自分には知る由もなかった。 そこから時が経ち、 例に漏れず、社会の荒波に揉まれ始めた。 1社目ではパワハラ上司に"組み手"を挑み、 結果として背負投げに合い、一発KO。 2社目でも上司との格

仕事と仕事の「かけ算」で、新しい仕事が舞い込んできた話。

アイデアは、かけ算で生まれる。 これは耳にタコができるほど言われているけど、実は「仕事もかけ算で生まれるんだな〜」と思った経験があったのでシェア。 最近、編集プロダクションの方から「ライター育成スクールの講師」の案内をいただいた。推薦理由としては、次の2つの経験が「講師業」にぴったりだと思った、とのこと。 ・Webライターとしての経験 ・キャリアアドバイザーとしての面談の経験 ライターの実績を認めていただいたのは単純に嬉しいけど、意外だったのは、キャリアアドバイザーの

月100万円の目指し方

月収100万円。 フリーランスにとって、この数字はひとつの目標のように言われることが多い。 凡人とプロを分ける到達点。 それが、100万。 そう言われることも少なくない。 しかし、この“エベレストの頂上”を目指すのはもちろん大変。たとえばWebライターの場合、椅子から1歩も動かないような生活をすれば達成できるかもだけど、これを毎月続けていくとなるとカラダが先に悲鳴を上げそうだ。 でも、達成する方法がある。 それは、月10万円の柱を、10本作る、ということ。 これ

フリーランス1年目の学び④「苦手なことに時間を割かない」

お金の不安は、尽きない。 フリーランスとして働くようになって、やっぱり考えるのが「お金」のこと。この先、いつ契約が打ち切られるかも分からない不安定な未来のなかで、「できるだけ案件を獲得しておきたい」「時給単価を上げたい」って気持ちは、特に独立Webライターなら誰もが抱く気持ちかと思うし、ご多聞に漏れず僕も抱いている。 ただ、苦手なことに手を出すのはやっぱりダメだな、と痛感。 たとえば最近、ライターとは別に「説明会のスピーカー」の仕事を任されたことがあったけど、1ヶ月も経

【祝】noteを“1ヶ月”続けてみた

1月1日からnoteをはじめ、はや1ヶ月。「どうせ3日坊主だろ」と冷めた目で見ていた正月の頃の自分は、さぞかし驚いているはずだ。 前回は【祝】10日! と銘打って、noteを使ってみた感想を書いたけど、あれから少し経ち、自分のなかのnoteに対する考えがちょっと変わってきたので、メモ。 ざっと感想としては、次のとおり。 ルーティンを"作らない”ことが大切かも ネタ切れの対策は「コンテスト」と「募集」 ブログへのアクセスが増えた? ルーティンを"作らない”ことが大切

「逃げ」の独立でも、良いと思う。

もう、疲れた。 こうしてベッドのなかで空虚な気持ちになったのは、いったい何回目だろう。何回上司の前で泣けば、許されるんだろう、俺。 あれは、29歳の冬。 何かも疲れ果てた僕は、もう会社員には戻らないと決心した。 そして、32歳の今。「上司」という存在もいなければ、自分の好きな仕事を、好きな時間にできるようになった。通勤がない、会議がない、無駄な飲み会もない。こんな「ない、ない」尽くしの毎日が、僕にはうれしくてたまらない。 そう、僕は独立を果たした。 ちなみに「独立

フリーランス1年目の学び③「独立の成功=天才性×環境」

すっと、腹落ちした。 営業で心が消耗し、極度のストレスゆえに帯状疱疹で入院したこともあった20代。 そんな暗い毎日に光をくれたのが、Webライティング。今では独立し、複数の大手クライアントさんと仕事ができるようになったわけだけど、これまではただ漠然と「書くことは自分にとって天職だ」とばかり思ってた。 でも、こちらの記事でも紹介した『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方』を読了した今、考え方がちょっと変わった。 この本には、(超ザックリ言うと)会社に必要な

生活費を、下げてみた。

生活費、通称「変動費」。 スマホ代とか、家賃とかの「固定費」を下げることはフリーランスとしては至上命題のように言われてるけど、意外に気を付けないと増えてしまうのが、食費などの生活費。 そしてこの度、この生活費を簡単に下げられるコツを発見した。 それは、生活費の「目標」を思い切って10,000円近く下げてみること。これだけだし、こんなノウハウ山ほど出回っていると思うけど、自分的に想像以上に効果が高かったので、メモ。 簡単にいうと、毎月の生活費の目標が50,000円だった

フリーランス1年目の学び②「"重い腰”を上げた人が、最強説。」

1回の手間で、50万円ゲットできますよ。 こんな情報が飛んで来たら、有無を言わさず払いのけるだろう。 そう、胡散臭い。 でも、待ってほしい。 そもそもこの世の中は、「重い腰」をいかに上げられるか、そこが未来を分ける世界だ。面倒くさいことを、いかに後回しにせずにできるか。それが、大きなリターンとなって後々帰ってくる。これは多くの人が薄々気づいていると思うけど、いざ自分事となると後回しにする人が大半だ。 たとえば積立NISA。証券会社に口座を作って、商品を選んで、積立設定

脱サラして痛感する、リセットの大切さ

悔しくて、泣いた。 でも、次の日もその上司に会わなくてはいけなかった。 大企業勤めの、計8年間。僕は2度、上司の前で泣いた。というか、自然と涙が出てきた形だけど、それくらい、理不尽な指示を送ってくる上司を前にして、僕のメンタルは大きく揺らいでいた。上司の前じゃないけど、仕事帰りに堪りかねなくなってファミマのトイレに駆け込み、店員さんが外から「大丈夫ですか」と心配するほど泣きじゃくったこともある。 人間関係は仕事ではつきものだし、向いてない人、向いてない仕事にぶつかること