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「禁じ手」

皆さんは禁じ手を使ったことがあるでしょうか?

「禁じ手」と聞いて真っ先に浮かぶのが将棋の禁じ手ですね。「二歩」とか色々ありますね。

その他、武道にも禁じ手があります。
例えば空手の試合では「金的蹴り」は、禁じ手とされています。
また、相撲では顔面をグーで殴る、丁髷を掴むなど、いわゆる「反則攻撃」ですね。

ビジネスの禁じ手で有名なのは株取引の禁じ手ですね。

その他、すべての業界にはやってはならない禁じ手があります。

そもそも殺し合いの戦争にさえも禁じ手があります。(実際に守られたかどうかは別にして)
例えばダーティーボムと言われる放射性物質をばら撒く特殊爆弾。
あるいは悪魔の兵器と呼ばれる「地雷」は死者の80%が民間人だとされています。
もちろん、核爆弾は最高の禁じ手です。

犠牲者の多くが民間人、特に子供達。

このように、あらゆることに禁じ手があります。
伝統や歴史が長く続く国「日本」には「しきたり」と言われる暗黙のルールが多数あります。
最近これを無視して堂々と禁じ手を行う人を見かけます。
言葉を変えるとタブーを犯す人ですね。

本来食品には混入してはいけない添加物や使用してはいけない農薬を使う人は、まさに禁じ手を使って金儲けする亡者です。
それを黙認する役人や政治家はもっと罪が重いです。

少し前に、政治家がパーティーで集めた資金を違法に着服していたのは記憶に新しいニュースでしたが、なんと法律で罰せられないそうですね。
つまり、政治家と検察やマスコミなど、全てが禁じ手を黙認しあっているわけです。

兎にも角にも、「みんなやってるから」とでも言いたげに、政治家から起業家まで禁じ手を使う人が増えている気がします。
このまま禁じ手を使う人間が増え続けると、世界がどうなるかは高明な占い師でなくても未来は予測できますね。

これまで世界から尊敬される日本人の人的資源の基軸には暗黙のルールを守り調和を重んずる国民性がありました。
そしていかなる場合も禁じ手を行わないという教え。(商人道や武士道)がありました。

どうやら、それも「過去のもの」と嘲る人々によって日本から失われようとしています。

私はこの地球から大量殺人兵器を無くしたいと真剣に願っています。


和文化ビジネス思考 講師
成願義夫



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