【前編】幼児教育の専門家の方に、お話聞いてきました

こんばんは!さかもとです。

気づけばもう2020年も折返しな時期ですね。2020年後半も、充実したものとなるよう楽しみます!

さて表題の件ですが、先週末に幼児・小学生教育の分野で長年お仕事をされている方にお話伺ってきました。現場で長年働かれて肌で感じたことや、教育科学についての研究内容についてのお話など、具体的なお話から抽象的なお話まで幅広く本質的なことを伺えて大変有意義な時間でした。

今回はせっかくなので、聞いた内容のなかで私が大事だと感じたことを前編後編に分けて記事にしてみようと思います!

●脳は0〜6歳の幼児期に急速に成長する

0〜20歳までの発育の特徴について研究したもので、「スキャモンの発育曲線」というものがあるのだそうです。その研究によると、脳は0〜6歳の時期に急成長をし、10歳以降は脳の発達が止まるとのこと。今回お話を伺った方いわく、いわゆるよく言う「地頭」の良さというのは、この時期に概ね決まるのだそうです。
ふと、落合陽一さんは幼稚園の頃から毎日違う種類の習い事をしていたという話を以前本で読んだことを思い出しました。

●幼い頃は、とにかくたくさんの刺激をあびることが大事

色々きいた話の中で、「よくある0歳児からの知育って、効果あるの?」という話になりました。
中学生のお子さんを育て&現場で7年以上子どもを見ている限りでは、幼い頃から知育(玩具やカードを使って脳に刺激を与える)をしていると、小学生以降の成績の伸びが違うのだそうです。
というのも、乳幼児期にたくさんの情報や刺激をあびてたくさんの「点」を脳に作っておくと、小学校2-3年生になったときにその点が「線」となって一気につながる時期が訪れるのだそうです。

●0歳児のあれこれ

◆スキンシップが脳を育てる!
私の子どもはまだ0歳8ヶ月ですが、この時期にはまだ目を通してよりも、耳や肌を通して情報を取り入れることが多いのだそうです。
例えば、赤や青といったはっきりした色は見えるが、黄色のような明るい色や、パステルカラーのような薄い色はまだ認識できていない可能性が高いのだとか。
なので、たくさんスキンシップをしたり、声がけをしてあげることが大事となるようです。

◆赤ちゃんにとって、お父さんは他人!?
母親はお腹の中にいるときから一緒だったり授乳をしたりするので、ある意味赤ちゃんにとって生物的な意味で身近な存在ですが、一方で赤ちゃんにとって「父親は他人」なのだそうです(夫はこれをショックを受けていたのですが笑)。
「(ある意味他人という存在である)父親と小さい頃からたくさん接した子は、社会に出て必要なコミュニケーション力が高くなるんですよ」と言われて、なるほどな〜と思いました。

◆大量・高速で右脳にどんどん情報を与えるとよい!
以前ある本を読んだ時にも書いてあって面白いなと思ったのですが、0〜3歳頃の子どもは右脳優位な時期(無意識学習をする時期)で、文字通りシャワーのように浴びた情報をどんどん覚えていくのだそうです。
「フラッシュ暗算」といって瞬間的に表示される数字を瞬時に計算する子どもの様子をテレビ等でご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、小さい子にとってはそのような大量・高速な情報も、シャッターを切るように脳にインプットしていくのだとか。赤ちゃんてすごい・・・!

◆木という素材は、手にとてもよい刺激になる!
小さい頃はたくさん刺激をあびたほうがよいというのは先に書いた通りですが、赤ちゃんにとってはちょっとしたことが大きな刺激となりうるのだなと思ったことが、「木という素材は手触り感があって、赤ちゃんの脳にとってすごくよい刺激になるんですよ」という話。つるつるしたものよりも、ほどよいザラザラ感がある方が、手・脳にとってほどよい刺激となるのですね。
(話はそれますが、私の子供ぐらいの月齢の赤ちゃんには、堅いものをもたせるようにした方が握力がアップし、つかまり立ちがしやすくなるのだそうです。ほ〜・・・!)

***

いかがでしたでしょうか?
私自身の備忘録もかねて、専門家の方に聞いた話をまとめてみました。

子育ては私自身がまさにそうなのですが、右も左も分からない所からスタートする方が多いんじゃないかと思います。そんな時に、ちょっとでもこうした知識を持っておくと、いざ判断に迷ったりした時に思い出して判断材料としたり、時に心の支えになることもあるのかなと感じます。

私にとっての学びのまとめnoteが、同じく子育てをされている親御さんの手に届いてお役に立てれば、嬉しい限りです。

続きは、後半にて。それでは、また!


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