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『大人の生き方 大人の死に方』

こんにちは!さかもとさとみです。

年末、ひょんなことから、
知り合いの方が貸してくださった本。

個人的に、本は中身も大事ながら、
出会い方も大事だなと思っているのですが

この本はそういう意味では、
読むべくして手元に渡ってきてくれた本かもしれないなぁなんて思いながら、読みました。

文庫サイズ。


いくつか、心に残った文章を、
お借りして引用させていただきます😌🤲


“したいことをしたいように”する。

ネコは「しなければいけない」と考えて行動したり、計算したりしない。したいことをしたいようにしている。この人と会うのが得だから、と計算したり、この人は役に立ちそうだからとつきあったりはしない。好きな人には寄っていくが、気に入らない人には近寄らない。

人間の場合、悲しいかな、したいことだけをして、会いたい人とだけ合っていたら生活が成り立たなくなる。だから、「しなくちゃいけない」仕事をし、嫌いでも役に立ちそうな人とかかわる。しかし、生活のすべてが「しなくちゃいけないこと」で占められていたら、体調を崩すのは明らかだ。だからせめて、生活の半分くらいは「したいからする」であるといいだろう

「ネコの視点」を持つ より


半分かぁ。

正直、「多いな!!」とも思ったけど、

過去を振り返って、そのときどきの幸福度(というより疲労度!?👀)を振り返ってみると、

確かに半分くらいは「やりたいこと」をやるのがいい気がする。

例え、妻になったって、親になったって、
「やりたいこと」をやる時間は大切だと思った。


“自分が本当に納得のいく生き方をしているか”どうか。

心理学者のティム・カッサーとリチャード・ライアンは、人生の目標を、こうした(収入・学歴・美しさ・地位といった)世間の物差しである外在的目標志向と、もうひとつ対照的に、家族や友人との関係を満足なものとして努力することに価値をおく内在的目標志向に分類した。外在的目標志向が世間の評価や他人の目に依存しているのに対し、内在的目標志向は、その人自身の内的な充足感に価値をおいている

そして、こうした人生の目標設定のち外が精神的な状態や体の症状にどのように影響するのかについて調査した。その結果、外在的目標設定をする人は抑うつ的であり、幸せ感や喜びの感情を味わった経験が少なく、頭痛や倦怠感などの症状の訴えが多いことがわかったという。



カウンセリングにかかわってきて感じるのは、人を疲れさせたり病気に追い込むのは、ただ単に忙しいということではなく、納得がいかない忙しさなのか否か、ということが問題だということだ。
自分が納得いく忙しさ、自分でやりたいと思うことをやっている忙しさなら、体が疲れても休息をとれば回復する。心までも疲れ切ってしまわない。ところが、嫌なことを我慢してやっていると、休んでも疲れが残る。そのうち、酒やたばこや買い物でまぎらわせ、それをストレス解消とか、自分にごほうびとか言って、正当化する。

しかし、根本的な問題は、自分が本当に納得のいく生き方をしているかどうかということなのだ。この大前提を間違ってはいけない。お金があっても、大会社に勤めても、地位を得ても、心が満足せず空虚だということになる。

「世間の物差し」とは別の物差しを より

…1年ちょっと前の頃の自分を思い出す。

気づいたら、「納得のいかない忙しさ」で日々の時間の多くが占められていて、1か月以上咳が止まらなくなった。笑

忙しいことが問題なのではなく、
納得いく忙しさなのか否か?が重要。

本当に身を持って実感したし、

逆にいろいろ体感して以降は、
「納得のいく」ことしかなるべくやらないようにし始めて、

心の健康を保てるようになってきた気がする。


“頭の上にオレンジをのせる”。

アメリカ発のカウンセリングに、「頭上のオレンジ」というものがある。

頭の上にオレンジをのせる。といっても、実際にオレンジをのせて歩くのではない。イメージするのである。頭の上にオレンジがひとつのっていると想像し、そのオレンジから周囲を見る、と仮定するのだ。オレンジの目線、というわけだ。ちょっと試してみてください。何となく視野が広がり、周囲がより広く見える感じがしませんか?

思考が行きづまったとき、アイデアに困ったとき、イライラしたとき、オレンジの目線でまわりを見るようにすると、視野が広がり、考え方をかえるきっかけになるというものだ。

「頭上のオレンジ」のイメージで より


頭のオレンジひとつで、
確かに見える景色がかわりそう…!!

(なんとなく、鏡餅のうえの“みかん”を想像してしまった。笑)

育児で近視眼になっているとき、
感情と自分自身が切り離せずになやむ時、

ほんのちょっと視点・視座を変えて
思考や感情を意識的に変えられるようになっていきたい、いくぞー!

おわりに

このnoteを書いていて思いましたが、

元気なときとそうでないときは、紙一重

いつだって、誰だって、
心が疲れてしまう時もあれば、

小さなきっかけで元気になることもあります。

この本は、短く読めるエッセイ形式なので、
ちょっと疲れた日の自分のために

家に一冊あるとなんだかホッとする本だなと思いました。

今回は借りて読んだけど、今度本屋で見かけたら買ってみようと思います♪

貸していてだいて、読めてよかったです。

感謝🥰

それでは、また!


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