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Mission Statement

ゼロからイチを生み出す為の想像と創造

私は小さい会社を経営しており、その会社を「コペル」と名づけました。その名前は「コペルニクス」に由来しています。
私の中でコペルニクスは、人類最高のゼロイチをやった人だと思っています。天動説が固く信じられていた時代に地動説を唱えた人で、それまでの人の意識を百八十度変えることになりました。
天文学は5000年の歴史があるのに地動説に気付くのに4600年かかりました。いかに人間の直感が正しくないかということです。
それによって人類はその後さまざまな発展を遂げるのですが、私の中ではそれが究極のゼロイチなのです。
私にとってゼロイチは楽しくて、最も情熱を注げる領域です。

想像と創造

ゼロイチには想像と創造の2段階があります。

1段階目は想像です。
アインシュタインの思考実験のように、問題の本質を見極め、
ガリレオの望遠鏡のように新たなテクノロジーを使って世界の解像度を変えて、
そしてシステム思考で問題を生み出すシステムを全体的な視点から捉える。
これらのツールを使って問題だと思っている認識を変える。このことをパラダイムシフトといいます。
これが第1段階目の想像です。

2段階目は創造です。
新しいパラダイムを想像した状態で、
新しいシステムを創造するのが第2段階目です。

ここでは再現性がないものをセオリーを持って再現性を確認しながら進めていきます。
誰も体験したことのない未知なる領域で、泥臭く実験して小さな成功体験を積み重ねるプロセスで、薄暗いジャングルをコンパスを頼りに歩くような感覚です。しかもそのコンパスはたまに間違った方向を指すときがありますし、ジャングルで熊に遭遇(想定外のリスク)することもあります。

それでも熊とワルツを踊りながら(リスクを愉しみながら)、想像したものを信じて進むのが創造です。

想像を1段階目に置いてるのには意味があります。
天動説を信じてる人にとって地動説は理解できないのと同じで、旧パラダイムの人から見ると、本質を理解できないんですね。
想像したことは当事者にしか見えていない。創造して初めて社会に理解されます。
想像と創造が成功(事業価値がついたら)したらQ.E.D.(証明終わり)です。
誰も解いていない問題に対して果敢に取り組む、探検家のような存在が起業家でありクリエイターです。

クリエイターにとって不完全さは遊びのフィールドだ

社会は不完全で曖昧で不確定なことばかり。
未来は予測できないし、自然は流動的です。

私は不完全だし、人は皆不完全です。
対立や争うこともある。

私は、このような不完全さを見つけて調和させようとしています。
構造を見つけて想像と創造でゼロからイチを生み出す。

私にとって不完全さは遊びのフィールドです。 創造力の源泉は遊ぶ(※)こと。遊ぶように創造し続ける人のことをクリエイター(創造主)と言う。

※遊ぶとは?ゴール設定せずに今、この瞬間を楽しむ行為

クリエイターの時代は「生存」から「創造」へ

18世紀半ばに産業革命がありました。その時代に起きたこと。それが今、大きな転換期を迎えていると感じています。
産業革命後は何か事業を始めるとなると、大きな資本が必要になるようになりました。工場や多くの従業員などが必要で、その為には大きな資本を調達が必要になり、その結果として資本家が権威を持つようになったのです。
しかし現代は、何か事業を始めようとしたときに資本はあまり必要ではなくなってきました。世の中は資本や物であふれ返り、必要なものは費用をかけずとも手軽に使えるようになりました。
それよりも大事なことは、クリエイターがいることです。クリエイターがいれば、少ない資本で何かを始めることができるのです。

※資本家は相変わらず重要な存在だが資本家よりもクリエイターの希少性が増した

そうなると、働く理由が変わってきます。 バブルの時代を想像すると分かりやすいのですが、その頃の働く理由は「生存するため」でした。「生きていくために仕事をする」という流れの表れの一つが、住宅ローンです。家を買った際の住宅ローンを払うために仕事をする。身近な人からそんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、クリエイターの時代になってくると、仕事をする理由が「創造するため」になってきます。私はこのことを「生存から創造へ」と言っています。
これからは生存の為に時間に追われる人と創造の為に自分の意思で自由に時間を刻む人で大きな格差になります。
この格差は知覚できないので経済的な格差よりも根深い社会問題(※)になってくるでしょう。

※表面的には経済格差による社会の二極化として問題になってくる

クリエイターが創造にフォーカスできる世界をつくる

クリエイターにとって、労働(生存の為に時間を使うこと)のない世界になる。
常に遊ぶように目の前のこと、今この瞬間に熱中してる人達で溢れる社会になる。

クリエイターにとって、何が労働であるかは人それぞれで、
ある人にとっては労働であっても
別の人にとっては創造的だったりする。

そういった多様な人達とが合わさって社会が上手く循環し全体が調和する世界になる。
世界は常に変化して、常に不完全なので、クリエイターにとって遊ぶフィールドが尽きることは永遠にない。

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