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『ハイキュー!!』とはどんな漫画?面白さや見どころをしっかり解説!

こんにちは。過去にたくさんのスポーツ漫画を読破してきた、Webライターの坂本です。

あなたは 『ハイキュー!!』という漫画をご存じでしょうか。ハイキューは、バレーボールを題材にした人気のスポーツ漫画で、バレーをやったことがない方でも十分に楽しむ事ができる作品です。

ただ、中には「バレー漫画は難しそうだから読んでない」という方や「気になるけど、なかなか読むきっかけがない」と思っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、そんな方々のために、ハイキューがどんな漫画なのかという部分から、その面白さや見どころまでしっかり解説していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

『ハイキュー!!』とは?

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ハイキューは、少年ジャンプで2012年2月から連載をスタートし、累計発行部数が5000万部を突破した、人気バレー漫画です。2020年7月20日に8年半の連載を経て完結したハイキューは、コミックス全45巻という超大作となりました。

また、ハイキューの人気はコミックスだけでなく、その幅をアニメや舞台の世界まで広げています。

アニメ・・・ 2014年4月から第1期がスタートし、これまでに第4期まで放送。
舞台・・・2015年11月の初公演以降、毎年2回ほどシリーズの制作、公演が行われている。

では、これだけ人気のあるハイキューのあらすじとは、いったいどんな内容なのでしょうか。気になっている方も多いと思うので、かんたんにあらすじを解説していきます。

『ハイキュー!!』のあらすじ

ハイキューの主人公である日向翔陽(ひなた しょうよう)は、街の電気屋にあったテレビで、偶然放送されていた高校バレー全国大会の試合を見ます。そこに映っていたのは、バレーボール選手としては決して大きくない170㎝という身体で飛び回る選手。

その選手は「小さな巨人」と呼ばれていて、自身も小柄だった日向は、小さいながらもジャンプ力をいかして次々と得点を重ねていくその姿に夢中になります。そして、その日を境に「小さな巨人」に憧れを抱いた日向は、中学からバレーボール部に入ることを決意するのです。

しかし、中学に入った日向を待っていたのは、バレー部員1人という過酷な現実でした。部員もいない、練習場所にも恵まれない逆境の中、それでも諦めなかった日向は、中学3年の最後に初めて公式戦に出場することができます。

ただ、部員1人の状態から、3年間かけてやっと出場できた最後の公式戦メンバーは、他部活の助っ人と初心者の1年生のみ。さらにそんな状況の中、初戦で当たってしまうのが、抜群のバレーセンスをもつ「コート上の王様」影山飛雄(かげやま とびお)のいる、優勝候補の強豪校でした。

即席のチームでは、もちろん勝つことなどできず、抜群の運動神経とジャンプ力をもっていた日向も、その能力を生かしきれずに惨敗してしまいます。3年間の努力もむなしく、圧倒的な差を見せつけられた日向は落ち込むも、試合後は影山に対して高校でのリベンジを誓い、宣戦布告をします。

高校生になった日向は、憧れの「小さな巨人」の母校である烏野高校(からすのこうこう)に進学し、影山にリベンジするべく、バレー部に入部。しかし、そこで待っていたのは、リベンジするはずだった影山の姿でした。

小柄で未熟ながらも、天性の運動能力と太陽のように明るい性格の日向と、クールで圧倒的なセンスを持ちながらも、どこか孤独感や不器用さのある影山。同じ烏野高校に進学し、まさかの再会をはたした2人は、お互いをライバル視しながらも、 自分の才能を活かしあうのに欠かせない存在だと気づいていきます。

そんな2人の連係プレーを武器に、個性豊かなメンバーがいる烏野高校バレー部は、全国制覇を目指していくのでした。

ここが面白い!ハイキューの見どころ3選!

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漫画、アニメ、舞台と幅広いコンテンツを通じて人気のあるハイキューですが、なぜここまで面白いと言われるのでしょうか。

僕が思うに、人気の秘密は「ありふれたバレー漫画ではない」という部分にあります。

・ストーリーの展開がご都合主義ではなくリアル
・感情移入できるキャラクターが1人は見つかる
・おもわず読者も勇気づけられる名言が多い

ではここからは、その見どころについて、僕がオススメするポイント3選を解説していきます。

見どころ1 他作品にないリアルな演出に引き付けられる

1つ目の見どころは、他作品にはないハイキューのリアルな演出です。僕はたくさんのスポーツ漫画を読んできましたが、ここまでリアルなスポーツ漫画は珍しいと思います。

というのも、スポーツ漫画というのは、キャラクターが成長するにつれて試合内容を盛り上げるために、漫画ならではの現実離れしたようなことが起きます。例えでいうと、超人的なキャラクターの物理法則を無視した動きだったり、打った球が火を放つファンタジーな技を繰り広げたりなどです。

これはもちろん、 読者にわかりやすく凄さを伝えるための表現方法ですし、それが漫画のいいところでもあります。ただ、ツッコミ気質の方や冷静な読者の方からすると、「飛躍しすぎて冷める」といった感情をもつこともあるかと思います。

しかし、その点ハイキューで描かれている技やキャラクターの動きは、現実で再現可能なものばかりです。例えば、どんなに強いキャラクターだったとしても、その1人が覚醒して試合展開をひっくり返すということもなく、試合は極めて現実的な展開で進んでいきます。

王道のスポーツ漫画ではあるものの、こういったキャラクターを描き続けることで、よりリアルさを感じて物語に引き込まれてしまう作品。

それがハイキューであり、見どころの1つだと思っています。

見どころ2 感情移入できるキャラクターが必ず1人は見つかる

物語の面白さはもちろんですが、ハイキューは登場するキャラクターが魅力的だという点も見どころの1つです。バレーボールは6対6のスポーツということもあり、多くの選手が登場します。また、選手だけではなくコーチ、先生、マネージャー、OBなどハイキューではたくさんの個性的なキャラクターがそれぞれに物語を持っているのです。

また、前述したように、ハイキューの演出はリアルさをかなり感じさせてくれます。なので、それぞれのキャラクターに自然と感情移入し、ついキャラクターと一緒に喜んだり悲しんだりしてしまうのです。

心惹かれるキャラクターの多さも、ハイキューが絶大な人気を誇っている理由の1つだと思っています。

ぜひ、あなたもハイキューを読んで、自分を重ねられるお気に入りのキャラクターを見つけてみてください。

見どころ3 心を動かされる名言が多い

最後の見どころは、ハイキューには心を動かされる名言が多いという点です。僕がハイキューを読んでいるときには「毎回、胸に響くセリフが入ってくるなー」と常に感じていました、

そんな圧倒的に名言の多いハイキューですが、ここでは、全巻のコミックスを読んだ僕が、ぜひあなたに聞いてほしいセリフを2つ紹介します。

「どんな戦いになるかわからない。壁にブチ当たるかもしれない。でも壁にブチ当たった時はそれを越えるチャンスだ」(原作第28話 鬼と金棒)

主人公の日向たちがいる烏野高校バレー部の主将、澤村大地(さわむら だいち)が、物語序盤、宿敵の高校との試合でチームメイトに向けて放った名言です。チームが結成したばかりで不安も大きい中、自分が率先してチームを鼓舞するという心意気。

普段は温厚ですが、しっかりとチームを引っ張ることができる姿に「さすがは主将」と思ったセリフです。

「心配することなんか何も無え!!皆 前だけみてけよォ!!背中は俺が護ってやるぜ」(原作第41話 2回戦突入)

天才的なレシーブが売りの西谷夕(にしのや ゆう)がインターハイ予選で、威圧されるような応援の中、調子のでないチームに言い放った一言です。誰もが不安になっているなか、漢気と絶対的な安心感を与える最高にかっこいいセリフでした。

ハイキューのセリフは本当にかっこいいものばかりです。他にもギャグ的なセリフや先生のポエミーな発言など、面白いものから感動するものまで、たくさんの名言があります。

物語と一緒に読めば、心への響き方も何倍にも変わってくるので、ぜひすべてのセリフを読んで欲しいと思います。

まとめ

今回の記事では、ハイキューを読んでみたいと思っている方のために、ハイキューとはどんな漫画なのかというところから、その面白さや見どころまでを解説していきました。ハイキューはバレーのルールを知らなくても、魅力的なキャラクターや深みのあるストーリー展開によって楽しむことができる漫画です。

経験者の方はもちろん、未経験者の方でもバレーによる青春や、競技の奥深さを知ることができるため、一度読めばハマることは間違いないと思います。今回は見どころを3つに絞り解説してきましたが、この記事の中には収まりきらないほど、ハイキューにはまだまだ魅力的なポイントがたくさんあります。

ぜひ、これを機にあなたも『ハイキュー!!』を読んでみてください。

それでは。

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