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サカキシンイチロウのおいしい手帖

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おいしいお店。おいしい料理。 愛着があってずっとこのままでいてほしいなぁ…、と心から思える宝物みたいなお店や料理を紹介します。
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#和朝食

贅沢な朝。鮭に網戸に現金決済

朝、早く目が覚めて二度寝するのももったいなくて朝ごはんを食べに代々木に移動する。 炊きたてご飯がおいしい「おひつ膳田んぼ」が目当て。 コロナになって朝食営業をはじめたお店。それもとても早い段階の判断で感心したもの。 ここの売り物はおいしいご飯に焼き魚、そしておむすび。 こう並べるとイメージするのは「日本の朝」に間違いなくて、だからなんで朝から営業していなかったんだろう…、って今になると思うほど、朝にぴったり。 通常メニューでも十分朝から営業できるに違いなく、けれど「田んぼの

日本の朝の日本の朝食

移動制限がなかなかとけぬ今。 ホテルのレストランは大変な状況で、特に宿泊客に大きく依存していた朝食を提供するレストランが減ったまま。 中でも和朝食を気軽に食べることができるお店は激減しました。 贅沢なものでなくてもいいのだけれど…。 炊きたてのご飯があって汁にご飯のお供がそろっていさえすれば朝のお腹はよろこぶモノで、ホテルがダメならこんなお店と代々木の田んぼ。 コロナで街中が深刻になっていた頃から朝食営業をはじめてずっと継続中。 今ではおなじみさんもついたようでほどほどに

てんぷら山の上。氷蔵庫をながめながら和朝食

ひさしぶりに山の上ホテルの山の上で和朝食。 稀有なホテルです。部屋数は80もない。にもかかわらず飲食施設が6軒もある。フランス料理の店から日本料理に中国料理、コーヒーショップにバーとフルラインナップでどの店もそれぞれ評価の高い店。 昔から文筆家執筆のため缶詰になるので有名で、もしボクが分筆で名を成しここに缶詰になったとしたら、食べてばかりで筆が進まず絶対太るに違いない(笑)。 中でも日本料理の「山の上」は天ぷらの名店の誉高き店で、ここ出身と名乗ることは特級のお免状持ちの天ぷ

山の上ホテルが営業再開とあいなりました

お茶の水の山の上ホテルが改修工事のために長らく休業してた。 古い建物はメンテナンスにコストがかかる。改修したとて新しいビルに比べれば使い勝手は数段落ちる。だから壊して建て替える…、というのが合理的な考え。それで東京の風情あるビルが次々姿を消していく。 改修という道を選んだ勇気に惚れる。 休業期間が11月の末で終わって12月からリオープン。早速きました。朝食を食べに「天ぷら山の上」。 場所は変わらず、ただ入り口の位置がつけかわり風情たっぷりのアプローチ。店の構造、設え、ムード

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日本の朝を日本の料理ではじめる朝