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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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#サンドイッチ

朝のサンドイッチに銀座の青汁

大阪から友人が来て情報交換を兼ねて朝食。「はまの屋パーラー」でサンドイッチを食べることにする。 モーニングセットのある時間帯。 いつもたまごサンド、ハムサンド、ツナサンドのどれにしようか迷うのだけどふたりだと2種類選べる。 しかも哀しいことにツナサンドが無くなっていたから迷う必要なくたまごとハムを選んで注文。 好きだったのになぁ…、ツナサンド。かなり残念、しょうがない。 開店直後からお店はにぎやか。厨房の中もたちまちにぎやかになる。 まず飲み物がやってきておしゃべりしてた

朝のバフェ。パイナップルってなんでココナツの匂いがするんだろう…。

ホテルのバフェで食パンとトースターを見つけると、サンドイッチを作りたくなる。 今朝も小さなバターブレッドと、バルミューダのトースターを発見し、5分焼いて、こんがり焦げたそのパンでベーコン挟んで手のひらで押す。ベーコンの脂でピタッと折り曲げたパンにベーコンが貼り付きサンドイッチのようになる。 噛むとクシュッとパンが縮んでベーコンの脂がじゅわっ。甘いコーンポタージュと一緒に食べてお腹潤う。 それから朝の〆にフルーツ、ヨーグルト。 スイカが甘くてみずみずしくて、それにしても最近

銀座ウエスト。ひさしぶりのサンドイッチ

オキニイリの銀座ウエスト。 ケーキの売店の横に階段。たった三段しかないのだけれど、一段ごとに背筋がのびる。 階段の先に重い階段。 何十回も開けてるはずなのに、ドアをあける瞬間に軽い緊張感に気持ちが昂ぶる。 店に入るとやわらかな光に包まれたような気持ちになるのもステキ。 ハムと卵のサンドイッチをトーストしたライブレッドで作ってもらう。 通い続けた今となっては、トーストセットやハムトーストといったオキニイリの料理がいくつもできた。 けれど昔はハムと卵のサンドイッチばかり食べて

戒厳令下のごとき丸の内。はまの屋パーラーで朝ととる。

朝、ひさしぶりのはまの屋パーラー。 丸ノ内線の銀座の駅から地上に出て有楽町の駅のガードをくぐるとそこは丸の内。 皇居が近いということもあるのでしょうか…、空気がちょっと凛と整う感じがするのに背筋が伸びる。 しかも今日。その凛々しさにものものしさが混じる。 それというのも東京フォーラム周辺の車道はほぼ完璧にロックダウン状態で、おまわりさんに自衛隊員。まるで戒厳令下のような景色。 これが東京2020の現実なんだなぁ…、って思う。 丸の内といえば大企業の街。リモートワークが行き

ドトールのミラノサンドで朝にする

昨日の夜から今朝にかけて気圧の変化が激しくて頭が思い。 家の近所で朝ごはんにする。 いつものドトールでミラノサンド。 今の季節はスモークサーモン推しで「北海道産サーモンとエビのバジルソース」を試すことにした。 楕円形のパンにスモークサーモンが3切れ。茹でたエビが6尾ほど。野菜が多彩。レタスに水菜、千切りにした大根、ニンジン、玉ねぎがたっぷり入って手づかみしながらサラダを食べてるような感覚。 バジルソースはさっぱりとした味わいで、野菜の持ち味やスモークサーモンの風味がひき

ほぼハムとパンだけのサンドイッチなのに…。

四ツ谷駅近くの喫茶店「ロン」。 「Lawn」と書いてロンと読む、そのLawnはテニスの芝生かそれともゴルフの芝生かと、来るたび思う。 どちらにしても紳士のスポーツ。 コンクリートの要塞みたいな意匠あふれる独特な建物。インテリアも調度品まで含めてどれもがオリジナルにて、喫茶店が文化の先端を担った時代を思わせる。 タバコが吸える大人のお店。テーブルの上にはコーヒー糟を入れた灰皿が置かれてて、昭和喫茶を彷彿とする。 昔、タバコを吸っていた。やめてもう20年以上もたって吸いたいと

ツナサンドとコーヒーで朝はたったの500円

日にちが変わって月曜日。はまの屋パーラーで朝ご飯。 先週から気持ちが本当にざわついて、朝起きるのに難儀する。さみしくってさみしくて、気持ちの置所をどこにすればいいのかときおりわからなくなるほどさみしくて。 今日も寝床でぐずぐずしそうになったから、おいしいものをと思ってここのサンドイッチを思い浮かべて、むりやりベッドから体を剥がした。 朝は寒くなりました。 地下鉄にのって、春の終わりの貸し切り電車みたいな状態が嘘みたいだ…、って混雑ぶりにびっくりし銀座の駅を降りてテクリとガー

手づかみできるビフカツ、それもとびきりおいしいの…。

銀座の街をぶらぶらし、そうだ、あそこのサンドイッチも食べておきたい。 そう思って新橋演舞場を目指して歩く。 銀座といってもほぼ新橋。 柳が揺れるどこかのんびりした町並みに、かつてこの界隈が木挽町と言われた時代の風情を感じる。 「新世界グリル梵」というお店があります。 ビフカツのサンドイッチで有名な店。 新世界の梵と言えば渋い街の渋い洋食屋さんで有名で、そのビフカツサンド部だけが独立して東京に店を作って…、って感じの店。いくつかの小売店におろしていたりするので食べる機会は増え

必要なモノしか使っていない、だからおいしいサンドイッチ

週末の朝、ちょっと寝坊して新宿に出る。 遅い朝ご飯をとベルクを選ぶ。最近までずっと「ベルクマルシェ」って店名表示になっていたのが、今日は普通に「ベルク」となってた。 街は徐々に通常モードになりはじめている。 とはいえテーブルとテーブルを仕切るアクリルの透明板がテーブルごとに置かれてて、お店の人はマスク着用。手があくとテーブルの上を消毒してる。緊急事態であることにかわりないようで、ちょっとしんみり。 2週間ほど前に食べようと思って、パンの準備がなくて断念した「マイスターハム

大人サイズの赤とんぼ

高島屋で赤とんぼのサンドイッチを買って帰っておやつに食べる。 「赤とんぼ」といえば大人仕様の上等な洋食レストランとして有名だった。 場所は新橋。サンドイッチが銀座のきれいなお姉さんのお土産に重宝されてた。今ではレストランはなくなって、高島屋にサンドイッチの売店だけが残ってる。 野菜サンドやハムサンド。ローストビーフにツナにヒレカツ、エビフライと多彩な具材を挟んだ一口大のサンドイッチがジップロックに几帳面に収められて売られてる。 ミックスサンドを2個。ヒレカツサンドをひと袋。

よく焼きトーストにツナってあうのネ

週のはじめに銀座に向かう。 銀座の近所に知り合いがいて、仕事の打ち合わせもちょっとしたいから丸ノ内線で銀座を目指す。 四谷三丁目から銀座に向かう電車はいつも混んでる。 特に朝の時間の赤坂見附駅までは、立って移動をするものとずっと覚悟をしていたのに、今日は座れてしかもガラガラ。まだまだ街は動いてないんだとしみじみ思う。 銀座の駅で電車を降りて、地上にでるとまたガラガラでやっているなら朝食を「はまの屋パーラー」で思う。 JRの有楽町の駅を貫くガード下のトンネルみたいな通路を歩

ハーフサイズのサンドイッチで朝はエレガントに…(笑)。

ユーロカフェって喫茶店がある。 丸ノ内線の新宿駅の西側の改札を出て、南にまっすぐ歩いてく。JRの改札口を通り過ぎ京王線や小田急線の改札口の方に向かっていくと地下街に出る。 その入口部分。 すごく目立つ場所にあるんだけど、人の気持ちが先へ先へと急ぐ場所っていうのがあって、この店があるのがそういう場所。お店はいつも空いている。 いいお店なんですけれどもったいない。 朝の時間の朝食セットが3種類。厚切りトーストと飲み物のセットが一番安くて、焼いたベーコンとトーストのセットが71

ファストフードのサンドイッチ、カフェ・レストランのサンドイッチ

家の近所にオキニイリのドトールコーヒーがある。 いつもにこやかなスタッフが元気に働く明るい店で、先日、出勤途中の男性スタッフとすれ違いざま軽い会釈で挨拶をした。 あぁ、覚えてくれているんだと思うと、ますますいとおしさが募って、来てあげなくちゃと思っての今朝。 その人がいて、いつも以上の笑顔にポッと気持ちあったかになりました。 家の近所に気軽に通える店があるのはシアワセなこと。 朝のサンドイッチのセットをもらう。 ハムとたまごサラダを挟んだトーストサンドイッチ。 よく焼けた

ビフカツサンド

東京でカツと言えばとんかつ、大阪でカツと言えばビフカツ。 そもそも「肉」という言葉が持つ意味が、東京では牛も豚も鶏もなにからなにまでとりあえず肉。 けれど大阪で肉と言えばほぼ牛肉かなぁ…、肉じゃがも牛肉だし、肉うどんの肉も牛肉。ボクも東京に来た当初、肉うどんをたのんだら豚肉が入っていたのにたまげた。随分遠くに着たもんだって思ったものです。 大阪のビフカツサンドの話です。 なんばの御堂筋沿いに昭和風情の立派な建物。 「はり重」という上等な牛肉をずっと扱い続けている精肉店があ