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必要なモノしか使っていない、だからおいしいサンドイッチ

週末の朝、ちょっと寝坊して新宿に出る。

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遅い朝ご飯をとベルクを選ぶ。最近までずっと「ベルクマルシェ」って店名表示になっていたのが、今日は普通に「ベルク」となってた。
街は徐々に通常モードになりはじめている。

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とはいえテーブルとテーブルを仕切るアクリルの透明板がテーブルごとに置かれてて、お店の人はマスク着用。手があくとテーブルの上を消毒してる。緊急事態であることにかわりないようで、ちょっとしんみり。
2週間ほど前に食べようと思って、パンの準備がなくて断念した「マイスターハム&ケーゼサンドイッチ」を選んで注文。めでたく今日はパンもハムも準備万端。

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目の前でテキパキとボクのサンドイッチが出来上がっていくのを眺め、朝のお腹がグーとなる。

オープンサンドイッチのスタイルです。
ボソッと痩せた粗い生地のパン。それを覆ってあまりあるほど大きなハムがまず一枚。上にピクルス。もうひとつのパンの上には薄切りにしたクリームチーズが3枚置かれてひと揃え。

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2枚のパンを具材ごとパカンとあわせてサンドイッチにしてパクリ。

ざっくりパンが歯切れます。
ボソボソのパンが口の中の潤いを一切合切吸い込んで、舌の上が一瞬乾く。
口というのは不思議な器官で乾いてくると唾液を出すプログラムが発動される。それはそのまま味に対する感度が上がるということで、小麦の風味や味わいがどんどん強くなってくる。そこにハムやチーズが混じってとろける。

パンの厚さに比較してハムもチーズも決してたっぷりという分量じゃない。
けれどどちらも味わい濃厚、力強くて分量以上の存在感を感じるところにいつもウットリ。
ハムの脂の香り豊かでおいしいこと。クリームチーズは酸味がキリッとしていてパンで奪われる唾液をひねりだすのにピッタリ。

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食器の下げ場に峰屋のばんじゅう。新宿の抜弁天の近所にあるベーカリーでお願いすると独自仕様のパンを少量から焼いてくれたりするいいお店。長い間、行ってないなぁ…、彼がバイクでヒョヒョイと昔はよく行っていた。

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コーヒーじゃなくて今日はホットミルクをお供にもらった。甘くて香りがおいしくて、体だけじゃなく気持ちをホワンとあっためる。


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