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「コロナ禍の女性への影響と課題について」江東区に聞きました!

みなさん、こんにちは!
助産師・看護師・一児の母
がん・不妊治療経験者
江東区議会議員の酒井なつみです。

江東区議会の9月議会で3回質問を行いましたので、順にブログにまとめる形でご報告したいと思います。

ジェンダー平等/DV対策/ワークライフバランス・男性の家庭進出/障害者施策と、これまでの活動をより深め、未来のために取り組んでいます。

本日の報告


本日はジェンダー平等社会の実現に向けて「コロナ禍の女性への影響と課題について」を取り上げます。


コロナによる影響が長期化する中、私は女性への影響について危惧しており、現れた課題に対する支援策を充実させるべきだと考えています。
そこで、生活困窮者自立支援金事業において、申請者のうち女性への影響がどのように現れているか質問したところ、統計をとっていないことが判明しました。

※その他、コロナ禍の個人向け支援策である、緊急小口資金/総合支援資金/住宅確保給付金事業においても、同様に統計を取っていないとのことでした。

コロナ禍の女性への影響

新型コロナウイルス感染症の拡大によりジェンダー格差が深刻化していることは、皆さんご承知の通りです。


コロナ禍の女性への影響と課題について

・内閣府の資料によると、感染拡大直後の2020年4月の就業者数は男女ともに大幅に減少しました。特に、女性の低下幅が男性に比べて大きくなり、男性39万人に対し、女性は70万人減と、顕著でした。
 ・医療現場を支える多くが女性であり、ワークライフバランスの確保が困難となりました。
・家庭内での家事・育児・介護負担は女性に偏りが見られています。
・東京都発表のDV相談件数はこれまでも増加傾向だったものの、令和2年度は過去最高の61,057件を記録しています。

そのため、ジェンダー統計・分析の必要性について訴え、取り組みを求めました。

ジェンダー統計とは:男女間の意識による偏り、格差及び差別の現状並びにその要因や現状が生み出す影響を客観的に把握するための統計を指します。内閣府の「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会」が令和3年4月に発表した報告書でもジェンダー統計・分析の重要性を報告しています。

第三次男女共同参画基本計画「用語解説」


今後の取り組みについては、自立支援事業15項目の相談には統計をとり、生かしていく方針が示されました。

こちら🔗から動画でご覧いただけます。(江東区議会インターネット中継へリンクしています)

おわりに


男女の置かれている状況を客観的に把握し、データに基づいた施策を行うことが重要であると考えており、統計をとっていないことは残念に思います。
今後行われることとなった取り組みについて、結果を確認し、必要な支援策の新設・充実を求めて行きます。


これからも応援してください!-`📢⋆


※今回の質問は、補正予算の質疑で、区とのやり取りも含めて15分しか時間がなかったので、細かいところまで質問出来なかったという背景があります。
次回の報告のブログでも引き続きジェンダー平等社会の実現に向けた質問を行っています。
次回の報告も読んで下されば嬉しいです。





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