江東区へ「病児保育の拡充とデジタル化の推進」について聞きました!
みなさん、こんにちは!
看護師・助産師・一児の母で
がん・不妊治療経験者
江東区議会議員の酒井なつみです。
江東区の9月議会の取り組みを、順にご報告します!
質問の様子は、インターネットでも公開されており動画でもご覧いただけます。リンクをクリック ↓
今回のテーマ
今回は「病児保育の拡充とデジタル化の推進について」です。
はじめに
区には病児・病後児保育施設が3箇所(定員18名)あります。
受け皿が少なく、地域バランスも悪い(深川エリアには施設がない)現状です。
病児・病後児保育の現状と課題
これまで3年間で2施設が閉鎖してしまい「使いたいときに使えない」「家の近くになく使いづらい」状態になっています。
また、小学生になると使えなくなることや、やむを得ずシッターを利用する際の料金が高額で経済的負担が大きいことも課題だと考えています。
区では令和6年1月よりベビーシッターを利用する場合の助成を導入するものの、対象は未就学児のみであり、病児・病後児対応は料金が高くなるため考慮が必要です。(23区中11区は助成事業を実施中)
更に、認知度について区の調査では対象となる世代の20.6%が「病児保育を知らない」と答えており、普及・啓発が重要です。
23区について調査したところ
平均施設数は4.9施設、0〜4歳人口の多い上位10位まで(江東区は6位)の平均施設数は6.9施設でした。
本区は3施設しかなく、地域バランスがとれておらずサービス量も不足しています。
また、2施設が稼働率3割未満と低く、使いやすい制度にしていく必要があると考えています。
小学生は使えないことから、多くの保護者が対応せざる得なくなっており、仕事と育児の両立支援が求められています。
区への要望
よって、区への要望は上記課題について対応を求めるものです。
①量の拡充
他区連携も含めた施設数の増設、ベビーシッター利用への助成拡大
②周知啓発
区公式LINEなどプッシュ型広報、紹介動画作成、医療機関へのポスター掲示、区ホームページへの保育室だより掲載など
③対象者拡大
小学生も使えるようにする、保育要件を不要にする
④デジタル化の推進
事前登録不要、区による予約システム導入による全施設空き状況の見える化・簡素化
⑤無償化
⑥事業者支援
稼働率向上、キャンセル加算活用、経営状況の確認と支援
おわりに
病児・病後児保育室は子育てと仕事の両立支援として、重要な社会資源と認識しています。
我が家でも看護・保育のプロにこどもを任せることができ安心して利用させて頂いています。
しかし、5月以降子どもたちの間では感染症が流行しており、使いたいときに使えない状況が複数回続いており、その状況は以前より悪化しています…
私のように「共働きで、パートナーしか頼る人がいない子育て世帯」や「シンママ・シンパパ世帯」「単身赴任子育て世帯」等にとって、大きなピンチです!!
困ったときのセーフティーネットでもあり、こどもにとっても安心して過ごせる場所であることを多くの方に知ってほしいと思います。
こどもが病気の時くらい親が見るべきという価値観の押し付けはするべきではなく、できるならそうしています。よね…
引き続き声をお寄せください。
〇オフィシャルLINE
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ID: @sakai.n
〇webサイト
http://sakainatsumi.com/
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