V-RESASが興味深くて無限に見てしまう問題
こんにちは! 統計データ全般がわりと好きな、サーチャーの酒井です。普段は特許情報を扱っているので、産業系の統計を見る機会が多めですが、それ以外も何でも見ます。眺めて「面白い特徴点」をとらえるのが好きです。
最近、つい見に行ってしまうのがV-RESAS。
もともと「RESAS」という、経産省が提供する統計サイトがありまして、
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。
V-RESASは「新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える提供の可視化」を目的に作られた、特設サイト的な位置づけとなっています。
自分は最近、V-RESASが興味深くて、うっかりすると無限に見てしまってます。感染症の影響を可視化したサイトなので「興味深い」というのも不適当かもしれないですが・・・「土地柄・地域性が現れているのかな?ビッグデータすごいな!」という感想です。
まず、トップページを開くとこのように。
都道府県別の「移動人口動向」が可視化されています。
青色が濃いほど、前年同週比で減少です。
この時期、Googleの感染者数グラフで見ると、冬にかけて感染者数が増え始めた頃です。全国的に警戒感が増してきたのかな、と思います。
・・・と、
全体的には上記のような「都道府県別に」「前年同週比の増減を可視化」したデータが主体のサイトです。
そして「興味深いな」と思うのは、たとえばスーパー等のPOSデータ集計。品目別に見ることができます。
同じく昨年11月半ばの「冷凍惣菜」ですが、
北陸を中心に、日本海側でかなり購入が増えています。(前年比)
最近の暴風雪のニュースなどを見ていたせいで、
つい「東北・北陸だから、大雪に備えて買い出しに?」
と思ってしまいますが、
「天気.JP」などを利用すると 過去の天気を参照することができまして、
この時期、金沢などは気温も20度近く。
天気もよく「大雪に備えて」とは考えにくいです。
とはいえ、日本海側で広く同様の購入行動がみられるので、
「石川県で大きなイベントがあった影響」などと考えるのも無理がありそう。。(それなら、石川県だけ行動が違う、となると思うんです)
同じ頃、北陸地方では
乾めんなども多く購入されているので「保存のきく食品の備蓄を増やした」という傾向があるかもしれません。(違うかもしれないですけどね・・・)
統計のジャンルを変えまして、次は「宿泊」を見ます。
GOTOキャンペーンがあったり、中止になったり。宿泊業の方、関連業種の方の心労は、私などには想像しきれないものがあると思いますが・・・
え?秋田?
この時期「秋田の子供連れ旅行」だけが、突出して増えているのです。
前年度が少なかったのかもしれないけれど。
どうしてなんだろう・・・
これかな?(どうかな・・・?)
とか。
「キーワードの検索人数」では
本(書籍)への興味は全国的に低下気味だけど
マンガ・アニメのことは めっちゃ検索してる!とか
九州の「夜のお仕事」の求人増えてる! とか
地域差に対するいろいろな興味は尽きません。
この手の統計データ、
残念ながら、本業の特許調査と結びつく機会はなかなか少ないのですが、
全国的な消費者動向や人の行動は、サービス開発/技術開発へと繋がっていく部分でもあります。楽しみながらマクロな動向を身近に感じられるといいですよね!
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