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”整骨院”と”整体院”の違いと、”理念”の大切さについて

*一般の方にも、治療を生業にしている方にも、現状をよくするヒントを書いたつもりなので、もし良ければ読んでみてください^^


最近は整骨院や整体院が増えてきていて、患者さんからは「違いがよく分からない」と聞く事が増えた。

健康に対する皆さんの意識が良い意味で変わってきてる事や、整形外科に対する不信感が増えている事や、東洋医学の効果について再評価されている事や、理学療法士が整体業界へ参入している事などが絡み合い、様々な治療法が生み出され、宣伝され、ドンドン複雑になってきているのは確かだと思う。

整骨院は、柔道整復師と言う国家資格持ち。
整体院は、無資格で誰でも開業できる。
治療院は、主に鍼灸師と言う国家資格持ち。
整形外科は、医師と言う国家資格持ち。

約15年間、色んな人と関わらせて頂き、治療業界の時代の流れを見て来た者としては、「どんな整骨院・整体院・治療院・整形外科が良いのか?」と聞かれた場合、
結論から言うと、知り合いの紹介が一番だと思う。
実際に効果があり、身体が良くなった人から教えてもらうのが一番信頼できる。世の中には色んな治療法が存在し、この治療法が良い、あの治療法が良いなどの情報がたくさん出ているけど、僕からすれば「治療法は何でも良い」と考えている。
大事なことは治療法ではなく、その治療法を使って「誰が」治療を行なってくれるかだと思う。その事に気付いている人は少なそう。

ちなみに自分が腰痛などを起こした場合は、整骨院には行かない。
整骨院を経営している自分が言うのもなんだけど。笑
僕の独断と偏見になるけど、整骨院の先生は勉強不足の人が多いね。勉強熱心で、患者さんを救いたいと真剣に頑張っている人もいるけど、少数じゃないかな。そんな人を自分で見つけ出すのは至難の技。僕は話してたら大体わかるけど、一般の人は見抜けないと思う。

では、もし自分が腰痛を起こして、知り合いの紹介もない場合は、どこに行くかと言うとまずは整形外科だと思う。理由はレントゲンがあるから。
腰痛の原因がもしも骨にあるようなら整骨院・整体院などでは対処できない。良性腫瘍などが見つかる場合もあるから、まずは整形外科でレントゲンを撮ってもらう。
レントゲンを撮ってもらい、骨に異常がないと分かった場合は良さそうな整体院か治療院を探す。
整形外科では痛み止めの薬を出すか湿布薬を出すか、牽引するかマッサージするかしかやらない所が多くて、そんな事で治る腰痛はほぼ無い。一時的に痛みを止めるだけでは必ず近いうちに再発する。


なぜ、整体院と治療院なのかと言うと、自費治療である事が関係している。
保険治療と違って、自費治療だと治療費は高くなる。
しかし、治療費が高いと言うことは必ず結果を出すことを求められる
治療費が高いのに治らなければ、誰も通ってくれず廃業してしまう。
だから整体院や治療院の先生は、日頃から勉強熱心の人が多く、信頼できる人が多いと言うのが僕の印象。

ただし、何年か前から理学療法士が参入して来ていて、整体院の数が爆発的に増えて来ている。理学療法士の知り合いも何人かいるけど、「国家資格者が爆発的に増えて病院では働くところがない。」もしくは「病院のマニュアルに縛られず、自由に仕事をしたい。」と言う人が増えて来ているらしい。

そのため、整骨院・整体院・治療院が絡み合って、患者の取り合い競争が激化し、多種多様な「マーケティング集客法セミナー」
「リピートしてもらうためのトークスクリプト」
「即効性のある治療テクニック」など、
本来の治療家としての在り方から、かけ離れたビジネス合戦がドンドン起こっている。

どんな仕事でもそうだと思うんだけど、仕事とは「仕える事」。
誰かの役にたつと思ったことを全力でやる。だからその対価としてお金を頂ける。そんな仕事の大前提を忘れている人は多いように思う。
大前提を忘れ、自分本位に仕事を行う人が他者を救えるとは思えない。
特に治療家と言う仕事の場合は。

治療家も生活がかかっている。だから、患者さんには来て欲しいし、経営を安定させた気持ちはよく分かる。家族がいるならなおさら。
ならば、安易な集客法セミナーや、脆弱なテクニックなどに頼らず、もっと「理念」を作り上げて欲しい。

「理念」とは、
自分が仕事をする上で誰になんと言われようとも譲れない信念のこと。自分本位なことではなく、他者貢献のためのもの。
サラリーマンであっても、経営者であっても、治療家であっても、みんな理念を持って仕事をすれば必ず報われると信じている。なぜなら、理念を持って仕事をすると言うことは、他者からの信頼を得る事に繋がると思うから。「理念なき仕事は仕事とは呼ばない。」そんな事をよく言っていた人もいたね。まっ僕だけど。笑

理念と言う土台を作り、その上にテクニックや経営法が乗っかるから、長く仕事を続けられる。理念がないのにいくらテクニックを学んでも土台がグラついて必ず倒れると思う。だからいつも不安定だよね。


理念の作り方は、
「なぜこの仕事を選んだのか?」
「何を実現したいのか?」
「自分に何ができるのか?」
「どのようにして社会貢献するのか?」
など、自問自答して時間をかけて作り上げていくしかない。
簡単なことではないけど、それが自分の人生を作ると言うことではないだろうか。

誰かの役に立つと思って取り組んだなら、どんなことでも仕事になる。
無駄な仕事などなく、必要のない仕事などない。
僕は整体と言う仕事が大好きだし、これ以上の素晴らしい仕事はないとさせ思っているから幸せだよね。
皆さんも今の仕事に誇りを持って欲しいなって思う。



「〇〇を自分で治す方法はありますか?」


「〇〇のような症状の場合はどんな治療法が良いですか?」


「〇〇のような病気はどのようにすれば良くなりますか?」

などを知りたい方は、コメントに書いて頂くか、プロフィールに貼ってあるホームページから、メッセージを送って頂けたら、それに関する記事を書きますので教えて下さい。

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