調査 夢日記2023.4.27

 地方都市の町内会館、といった感じの建物。
 白衣を着た女性研究者がリーダーの調査チームに、僕は臨時の手伝いとして参加していた。
 日本各地の空気の組成を調べているという。たまたま僕の地元での調査で求人が出ていたのを見つけ、面白そうだから応募してみたのだった。
 使う装置は、仕組みを単純に言えば掃除機と同じで、吸引した空気を吐き出す。途中に成分を分析する精密機器があるらしい。
 会館はベースキャンプである。ここを拠点に、周辺の屋外で空気をサンプリングするのだ。
 分析装置を試運転してみる。ピーピーというアラーム音とともに、エラー発生の表示。
 排気側のフィルターが詰まっていたので、きれいにしてから再度、スイッチオン。
 またもや動かない。今度は吸い込み口の方を分解してみると、誰のか知らないが靴下が詰まっていた。
 そんなこんなで本来の作業を始められずにいると、僕と同じ臨時雇いの人たちが、時間だからと帰ってしまった。時計を見ると、確かに予定されていた終了時刻を過ぎている。
 だったら僕もおいとましようかと、責任者の女性に声をかけたら、何とも悲しげな顔をされてしまった。

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