別の世界 夢日記2023.7.3

 どこかの草原。
 この放置されて原野になっている土地は、とある企業の持ち物だった。何かに使うことになったので、ひとまず茂り放題に茂っている草を刈ることに。
 僕は、その企業の社員だろうか。それとも造園関係の外部から来た業者か。上司とふたり、肩に草刈り機を掛けてエンジン音を響かせながら、腰より高く伸びた草を刈っていく。
 草刈りを続けているうち、地面の下に、まるで鏡に映したように、地上と同じ世界がある、という感じがした。湖面に富士山が映る逆さ富士を思い浮かべてもらいたい。
 そして、地下の世界にも同じように生い茂った野っ原があって、僕が草刈りをしているのを感じた。
 やがて、足元で裏返しになっていた別の世界が、自分がいまいる世界と重なっているように感じはじめた。
 別世界にも上司がいて、終わったらデザート食いに行こうぜ、と、こちらの世界の上司と同じことを言っているのも分かる。
 ぴったり重なっているようで、微妙な違いがあるようだ。あまり向こうの世界を意識しすぎると、地面の凹凸がずれているので、つまずいてしまう。

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