供養、の夢(2022.12.23)

 採石場。
 年配の知人女性三人と、偶然会った。こんなところで、とお互い驚く。観光地といえばそうなのだが、さして人気でもなく、今日も人影はまばらである。そんな場所にたまたま同じタイミングで来るなんてことが。あるのねえ~、と彼女らは口々に。
 しかし、いつまでも閑古鳥を鳴かせておくわけにいくかと言わんばかりに、開発が始まっているようだった。斬新なデザインの建物が、いくつか建設中だった。テーマパークになるのか、住宅地として売り出すのか。
 採石跡の露出した岩盤の近くに、寺があった。ここは、人以外の生き物を供養するので有名だった。その生き物が何かは、夢の中では明かされなかったが、僕も知人たちも、目的地はここだった。

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