ドアを開けるとそこは、の夢(2022.10.30)

 体育館のような場所。
 ステージ上で落語家が数人、マイク片手に話をしていた。落語会の始まりか締めくくりか、といった様子。
 途中で我慢できなくなり、僕は席を立ってトイレに行くことにした。後ろから、ほらあんたの話がつまらないから帰っちゃう人がいる、とかなんとか、言っているのが聞こえた。申し訳ないが、生理現象ゆえ仕方がない。
 トイレのドアを開けると、そこはトイレではなく、資材置き場のようだった。畳んだダンボール箱を雑に置いてあったり、鉄板やパイプなどを収めた棚がある。
 メガネをかけた若い男がやってきて、うろうろきょろきょろし始めた。仕事に使う材料を探しているらしい。寸法なのか、数字をぶつぶつ言っている。忘れないようにしているのだろう。
 元の体育館に戻ろうと振り返ると、ドアが無い。どこだか分からない場所で、進退窮まった。
 困っているところを、メガネくんに見つかった。見知らぬ人が職場にいるので驚いている。何とも気まずい。どう説明したらいいのか。

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