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公立文化施設職員が地域に出てアートコーディネーターになるための2年間 —— 社会包摂についての学びと実践をふりかえる【記録冊子PDF公開中】

この記録冊子は、公益財団法人堺市文化振興財団事業課と堺アーツカウンシルが2022年度(令和4年度)から2年間、協働で取り組んだ研修事業を記録し、紹介する目的で作成されました。

本研修は、堺市内にある公立文化施設等の職員を対象として、参加者が地域の様々な主体(教育・医療・福祉・観光・国際交流・まちづくり)と連携したワークショップ事業を企画コーディネートするためのスキルやマインドを獲得することを目的とします。

1 年目は座学・模擬体験を通して、ワークショップとは何か、社会包摂とは何かの知識・考え方を学びます。2 年目は実践編として、参加者がチームに分かれ、「こども食堂」「病院」「福祉施設」の現場で、アーティストと連携をしてワークショップを企画実施します。

地域とはどう関わればよいのか、いいワークショップとは何か、そのために自分たちは何を心がけるべきか。参加者は研修を受ける過程で、それぞれ価値観を揺さぶられながら、そうした問いに向き合います。この研修で参加者が何を学び、何を感じたのか。この取組から生まれたことが、読者の皆様にとってヒントとなることがあれば幸いです。

目次

02 / はじめに
文化施設で働く誰もがコーディネーターになる

04 / なぜこの研修が生まれたのか

06 / 実践研修1年目(2022年度)

08 / 実践研修2年目(2023年度)

10 / Case1 こども食堂
演劇をつくることは、みんなで世界をつくること
アーティスト:樋口ミユ(劇作家・演出家)、中川圭永子(俳優)

14 / Case2 病院
全職員が通る廊下で開催された年表企画(Chronologies)
アーティスト:アサダワタル(文化活動家)

18 / Case3 福祉施設
モニターに映せる「りーどけあ体操」を利用者とつくる
アーティスト:片岡祐介(音楽家)、加藤文崇(映像)、
  エメスズキ(ダンサー)、上田假奈代(詩人)

22 / 研修参加者9人の声
2年間で生まれた気づき、自分の中の変化

26 / おわりに
アートと地域におけるコーディネーターの可能性

PDFデータ公開中

奥付

公立文化施設職員が地域に出て
アートコーディネーターになるための2年間
社会包摂についての学びと実践をふりかえる

発行 公益財団法人堺市文化振興財団
企画 公益財団法人堺市文化振興財団・堺アーツカウンシル
制作 狩野哲也事務所

発行日 2024年3月31日

問い合わせ
〒590-0061
堺市堺区翁橋町2丁1-1
公益財団法人堺市文化振興財団 事業課
tel: 072-228-0114(平日9:00〜17:30)
fax: 072-228-0115
mail: jigyo[at]sakai-bunshin.com
https://www.sakai-bunshin.com/

令和5年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業
本事業は、「自由都市堺文化芸術まちづくり条例」第9条、第13条、及び第2期堺文化芸術推進計画重点的施策1-1、1-2に基づき実施しています。

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