Vol6 上手くいっている時こそ謙虚さを大事にして欲しい
上手くいっているなって思う時は何でも出来ると勘違いしてしまう。特に若い時。
少し評価されると自分は凄いと思ってしまう。
ものづくりの業界では良くある事で僕も20代前半で独立して運良く仕事が来ていたので、そういう時があった。天狗ですね。
そう言う時こそ自分を叱ってくれる人を大切にしてほしいです。
少し話しは変わりますが、当工房には学生が働きに来る。
その中で10代、20代を見ていると叱られ慣れていないなと感じる事が良くある。今の学校では昔のように叱れないような所もあると思う。
自分が叱ったら、その後にTwitterで「怒られた〜」ってツイートしている学生も過去にいた。(笑)
ひとつ言っておきたいが怒ると叱るは違う。
ただ感情をぶつけるのが「怒る」
相手を良い方向に導くのが「叱る」
叱るは成長して欲しいと言う意味が込められている。
ただ怒ってくるだけの人は、うまくスルーして下さい。
自分の場合、弟子時代に沢山叱ってもらえました。
悔しくて上手くなろうと沢山考えた。その時の経験が今も生きている。独立したら自分で考える力が本当に必要になります。
自分を常に認めてくれる人ばかり大切にしていると、その環境に流されて自分で考えなくなってしまう。
何でも受け入れてしまう。そのうち何がなんだか分からなくなって、ものづくりが苦しくなって辞めてしまう。そういう人を見てきました。
必ず一度、自分で考え他の考えがあるなら学んだ上で自分で選択する。
叱られるのは辛いけど。悔しい。認められたい!と思う事は悪いことではないと思います。
弟子時代を振り返ると一番嬉しくて幸せって感じたのは楽しい時でも騒いでいる時でもなく実は自分の成長を実感出来る時だったのではないかと思います。
だから叱ってくれる人を大事にして成長して下さい。
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インスタ
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