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「わたしは最悪」

「わたしは最悪」
監督:ヨアキム・トリアー
共同脚本:エスキル・フォクト

ネタバレ含みで書きますのでご了承下さい☺︎

ずっと楽しみにしてて、
先に皆さんの感想読みまくっていましたが、
刺さった人と不快だった人と別れてて、
尚更楽しみでした。
どっちだろう!
私さいあく女だからハマる気がするw

と予想してて、やっぱり刺さりました🥲
ユリアの言動、衝動、決断、怒り、
なんか最初から共感しまくりだったので
(学べる機会をことごとく無駄にしてくとことか🤣)
これは!と思い、
隅々まで感じ取りたい!と
前のめりで観てしまってちょっと疲れた。
しかし共感ばっかり。

いや、もちろん!!
ユリアの様に優秀じゃないし綺麗じゃないし男性にもモテないし開放的じゃないけど!笑

今、まさに今!のこの時代の!
ある種の女性のリアルを丁寧に映し出してるなぁと思います。

ある種の女性、ってのは、
もちろん全く共感出来ない女性だって沢山(かわからないけど)いるの当たり前で、
そう書きました。

男性には、
作中でも「 #metoo の時代」という様な時代の女性の複雑な感じ、
男性にはわからないでしょ、とは!言いたくない!のだけど、
この映画の中に通底してるテーマというか、
ユリアが納得する生き方を探すためには、
どうしても綱渡りになってゆく、その足元の綱の様な、
グラグラしたもの、キリキリしたもの、
女性の人生を取り巻く、
生理的、普遍的なことから、時代を移すことまで。
この次々動くストーリーに一貫性があること、
失礼ながら男性が完全に理解するのはきっと、
どんなに優しくて理解のある方でもきっと難しい…のかな。
それがアクセルの存在で、なんだっけ次の彼の存在。
そんな風に思いました。

(2人ともめっちゃ良い奴なのにね!
私が親友なら、アクセルと別れるの全力で止めるわ!
でも聞かないだろうね〜😌
そういうもんだ。人生って。)

作中でも、
「男にも生理があるなら話し合えるわ」
と言ったのは、あれは意地悪じゃない、
本当に悲しいほどそうだからなんです。
こればっかりはお互い、悲しくもしょうがない。

でもさ、今まで男にだけめっちゃ共感できる映画とか沢山あったでしょ?
これからもこういう映画どんどん増えると思うけど、
怖くないから(笑)、笑って許してくれ!

アクセルとの別れ話が煮詰まった時の言い合いは、
そこなのよ!と共感の拍手!(心の中で)
そしてそれを突き詰めていちいち別れてたら、
とりあえず結婚は無理だよユリアwww
いやしたくないのか、それならいいよ!進めユリア!
でもそれ一生男には伝わらないよ〜😭
あー抱きしめたい!
私もあなたみたいに生きればよかった。
でもそんなに気持ちよく行動出来なかったよ。

しかし本当に映像が素晴らしい映画でした。
いつでも光の差し方が特別!
あれは白夜なんでしょうか、北欧の光と景色すげー。
街も建物も素敵すぎるし。
部屋で流しっぱなしにする映画には向かないけど🤣

以下は、後で消すかも…💧
がんを患ったアクセルの姿、
今の私の夫の姿とよく似ている(顔は似ていないw)
よくあんなに痩せたな。役者って凄い。
そんな映画と私のシンクロにビックリした。
死を予感すること…
本人にしか分からない苦しさのある様子が、辛かった。

愛憎入り乱れ、腹も立つけど結局仲良いかも…なのだけど、
私より先にいってしまいそう。
その後に、きっとくる闇を抜けたら、
ひとりの人生を謳歌しそうな自分がいる。
(多くの女性が男を看取る。平均寿命長いしね。もちろん例外ばかりが人生だけど)
そういう、女というクソ強い最悪な生き物の映画だったと思う。
そういう私も明日急に事故で死ぬかもでしょ、
誰にも分からないので、
観れる映画をどんどん観て生きてます😇

観るのに体力使ったけど素敵な映画だったー。

※女性と男性の二極な書き方しちゃってごめんなさい🌈

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