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今の居酒屋勤務社員。ちょっとしたFIRE体験?いや、やっぱ違うわな。

FIRE(ファイヤー)

最近、巷でよく聞く言葉やね。

「労働に頼らない経済的自由の確立」
「早期リタイア」とかって意味やね。

「働かなくても生活はできる経済的状況。働くも働かないも自由!」っていう状態のことだと、僕は捉えている。

これって、今のウチの社員も含めて、、、
夜にお酒を提供する居酒屋などに勤務している社員。
その中でも、勤め先が雇用調整助成金を活用している場合に限るけど、、、

FIREっていう状態といっても間違いではないのかな?って考える。
精神的な状況は全く別やけど、あくまで経済的な状況ってことね。
自分で資産を築いて、自ら選択肢としてFIREになっているのとは訳が違うよ。

ちなみに、雇用調整助成金(今は特例制度が適用中)は、コロナ渦において仕事がなくなった社員(バイトも含む)の給与を国が補償するという制度。

実際に働いた労働時間数と社会保険や労働保険は会社が負担しているよ。
この間は、原則、副業は禁止ね。自宅にいろよ〜っていうことやね。

この制度があるから、目先のそろばんを弾くと、、、
完全休業を選択する居酒屋が多いのよね。

勤務時間=会社が給与を支払う
休業時間=国が給与を補填する

だから、営業しても売上が立たない居酒屋の場合は、完全休業をしたほうが、現金流出は防げるんよね。

今朝に給与計算をしていて(満太郎は21日スタート20日締で給与計算)、うちの社員で月間30時間〜40時間程度の労働時間だった。

4月21日からGWまでは尼崎店だけでも毎日営業していた。

それでも、この短い労働時間やで。

もし、緊急事態宣言が6月20日までも延長されていて、土日営業だけに絞った今の状態が続くなら、来月は20時間未満の労働時間やね。

それでも、本来の給与は確保されている。
みんな、なかなかの時給になるね笑

僕の友人の会社では、採用して1〜2度しか働いていない社員の給与もずっと満額支払っているという話も聞く。バイトさんで面接を1度しただけの人で働いてもないけど、在籍しているから、と給与が補償されている話もある。

うーん、不健全やなぁ、、、と個人的には思う。

こんな、歪な状態、、、。

労働時間を計算しながら「あっ、これってFIREみたいやん」って、思ってしまったのよね。少ない労働時間やけど、目先の生活費はまかなえているという意味でね。

けどね、、、

うちの社員が、少ない労働時間でも給与が確保されているから、ゆっくり休めて笑顔で過ごしているか?といえば、そうでもない。

働きたいよね〜っていう気持ちや、このままやったら、気持ちが腐ってしまいそうやっていうのが見え隠れしている。

さあ、経営者として、彼らに何をしてやれるか?

今までには経験しなかった課題に、日々取り組んでいるわ・・・

ここまで書いていて、やっぱ違うよね。

自ら選択をしたFIREとは、、、

働きたいけど、働く場所が無いっていうのは、、、

辛いもんやで、、、

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