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カツ男爵開業物語③これで最後(笑) 創作カツ→串カツへ。何を売るかは大切。
の続き。
この3部作でとりあえず、カツ男爵開業物語を終えることにする。
カツをメインにワインを飲めるオシャレな店をやるんや!と決めてからの話。
ショルダーネームを色々考えてみたり・・・。
39.40.41は近藤マネージャーの字やな(笑)
揚げ揚げ酒場・・・(笑)
画を描くのが旨い同級生やスタッフにイメージを伝えて、キャラデザインしてもらったり、、、
山田ルイ53世さんのラジオに投稿して
倒産寸前の会社がラストチャンスでカツ男爵というワインを呑めるお店にチャレンジする。必死やから、ワインを注ぐ際に「ルネッサンス」を使わせてほしいと投稿して、公認してもらったり、、、
※それから、満太郎が軌道に乗って、カツ男爵を閉店するまで、定期的に投稿しては番組で読まれていました(笑)リスナーさんにも沢山ご来店してもらった。
カツ男爵では「なみなみ入りま~す!」。
スタッフ全員で「ルネッサーンス」と発声するのが名物でした。
ミルフィーユとんかつをチーズフォンデュしてみたり
大きい骨付き鳥カツや、半熟玉子のカツ、アイスクリームカツなど。
創作カツというジャンルで、たくさんの商品開発をしていった。
脇を固める商品には、カルパッチョ、アヒージョ、オイルサーディン、生ハムやチーズなど。バル業態にある定番商品を開発していく。
それまでに食べたことないもんばっかりやったなぁ(笑)
カツ男爵のアヒージョは、旨かったなぁ。
背伸びして、はじめて仕事をお願いした飲食店を専門にしている施工業者さんとの打ち合わせも重ねていき・・
※この打ち合わせをしているとき、沢山恥をかいた。自分は飲食店のことを何もわかってなかったぁと痛感させられたな💦。
準備が進み、これはいけるんちゃうか!?と妄想を繰り返しつつ、昨日の投稿で書いたような情報収集をしていく中で、、、
大阪で30店舗ほど居酒屋を経営しているT社長のブログで、経営に関する無料相談を受け付けるよ~という記事があった。
※本だけでなく、今をときめく飲食店経営者のブログも読み漁っていた。
面識もなかったけど、すぐに申し込んでアポをとった。
意気揚々と、創作カツをメインとしたメニュー案を片手に、自信満々にプレゼンしにいった。
相談というよりも、俺の企画すごいやろ!?っていうことを見せにいったような感じやった。
T社長の反応は・・・。
「しんどいんちゃいますか?
創作カツって、週に1回以上食べたくなるもんちゃうでしょ?
焼き鳥なら週に1回、2回食べてもええけど、ラム肉とかって、週1回もいらんでしょ。
創作カツは焼き鳥orラム肉どっちでしょ?
おなじカツでも、僕なら串カツやりますわ。
そのほうが成功確率高いと思いますよ。」
その通りやと思った。
帰宅してから、家に置いてある飲食店関係の本を読み返した。
確かに書いてあるやん。
経営者の想いだけで、市場にニーズがない商品を選ぶのは危険。「最初の独立は、万人受けするような、わかりやすい商材を選ぶべし。」
いつの間にか、誰もしたことがない「創作カツ」で勝負するところやった。
絶対負けられへん戦いにも関わらず・・・。
そこから、急ピッチで串カツを勉強。
キャラクターデザインをお願いしていた友人にも、豚に串カツ持たせてとお願いして、、、
カツ男爵ができた。
メニューも今みたいにillustratorを使えなかったし、お金もなかったから業者さんに頼めなかったので、、、
嫁さんの手書きメニュー(笑)
このあとPCでメニューを作ることを覚えた。
メニューを業者さんに頼まず、僕が作るのは今でも同じ。自分で作るスピード感は大切。
どの部分に、どのメニューを載せるか?
文字の大きさは?などで、変わってくる。
メニューを僕が自分で作る癖がついたのは財産やね。
カツ男爵オープン日。
ここから近藤さんと一緒に必死で頑張ったなぁ。
何キロ痩せたんやったかな(笑)
帰り道に眠たすぎて、道中で原付バイクのエンジンを切ってハンドルを枕にして寝たこともあった(笑)
ありがたいことにオープンしてから、思っていた以上の売上を計上した。
オープン初月で300万円売れなかったら倒産という背水の陣。しっかり勝ったなぁ。
自分たちで業態開発をして、メニューも作って、現場に立って、嬉しい想いや、悔しい想いをしながら、沢山学ばせてもらった。
飲食店とは何ぞや!?を勉強させてもらった。
以上、カツ男爵開業物語でした・・・。
ちゃんちゃん♪
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