夏季休暇の楽しみな料理。(1)しらたま団子
夏休みの至福はさまざまです。その中でも、
祖母から教わるしらたま団子作りは特別な楽しみだった。
しらたまの粉をボールに取り、少しずつ水を加えてこねる。
途中で、祖母が教えてくれたように、耳たぶぐらいの柔らかさにするために、自分の耳たぶを触りながら団子の柔らかさを確かめる。
そんな風景に、私たちはお互いを見つめて笑いあう。
お湯をぐらぐらと沸騰させた鍋にしらたまを入れ、浮かんでくるしらたまを丁寧にすくい取り、氷水に入れる。
そして、缶詰のあずきを缶切りで開け、しらたま団子と和える。
ちょっと豪華に、ミカンの缶詰を開けたり、チェリーの缶詰を開けたりする。暑い夏の日でも、この時間の楽しさが暑さを忘れさせてくれるのだ。
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