小さな一歩、それでいい、それがいい

小さな一歩、それでいい、それがいい

最近の記事

ひとり旅の醍醐味

ひとり旅で、寂しくなることはなかったし、好きな物をじっくり堪能できる時間は最高に贅沢だった。 自分が好きな物を食べて、好きなところに行く。インスタで有名とか、お店の内観が綺麗とかそういうのなんも考えずに、私ウケがいいものだけにエネルギーが使える幸せ。 でも 「おいしいな」「綺麗だな」じゃなくて「おいしいね」「綺麗だね」って言いたくなる時がある。 ひとり旅は、1人で生きていくためのものではなくて、心に浮かぶ大切な人が誰なのかを思い出すためのものなのかなあとか。

    • とある先斗町の夜

      どう見ても空いてる席に気づかないふりをして「すみません、満席です」という言葉を受け止め引き戸を閉じた、これで何度目だ。 そりゃ、ボサボサ頭にすっぴんで、ズボンはスエットだし、この街には相応しくないですよねって不貞腐れながらマックでダブルチーズバーガーセットを食べる、イマイチな夜。 ひとり旅最終日がマックでいいのか?いやまあマックは好きだけども、でもよくないだろって思いながらヤケクソで人生初のカウンターバーに入ってしまった。あれ、お金持ってたっけ?って手汗がやばいけどとりあ

      • 無理しないで

        無理しないでって言葉が苦手だった こっちは夢中でやっているのに、それを冷めた目で見て私の熱を奪うなって思った 楽しくてやってんだよって 鬱陶しかった 無理しないでって言葉が苦手だった 必死で張ってる糸なのに、そんな言葉をかけてきたら頑張れなくなっちゃうじゃんって思った 逃げ場なんて作らないでよって 怖かった 困難を乗り越えた先でしか見れない景色があるから、楽しいうちは好きなだけ走っていたいよ でも辛いって気持ちは心に常駐させる必要のないものだって、逃げていい

        • 刃物を握って良いですか

          人なんてみんな未熟だと思う 性格は特徴に過ぎないのに、環境や相手によって”短所”って呼んだりして どんな弱さにも、それが生まれた背景があるのにそれが見えなかったり だからこそ、自分にとって都合が悪いだけで誰かを嫌うなんて傲慢じゃん でも多分知っちゃった 好きになるのだって、都合がいいから 人はどこまでも自分勝手な生き物なんだ 結局可愛いのは、いい子の自分なんだ あー、きったねぇな人間 それならみんなに優しい人より、大切な人に優しい人でもいいすか? 時には愛

        ひとり旅の醍醐味

          孤独

          ずっと、孤独が怖かった ボロボロでも、その痛みより、孤独と向き合う痛みのが怖いから走れた でもあるとき心と体が繋がらなくなって、走れなくなった 完璧主義を臨時休業して、いちばん怖かったものと会話をしている今日このごろ 今の私は孤独だと思う、でも独りぼっちとは違う 自分の心と粘着テープで繋がってる心はないけど、柔らかい光で繋がっている心がたくさんあるような感覚? それが今感じる孤独 たくさんの人との繋がりを持った温かい孤独の中で、見える世界は広く広くなる ふと、

          点と線

          人生の中で何かが強く刻まれる瞬間を、私は心が動く瞬間と呼ぶのですが、それは点と点が線で結ばれた時なのではないかと思っています。 これまで経験してきたたくさんのことが点で、それらに当てはまるような少し抽象的な話が線になるのです。私は線が生まれる瞬間に他のものには例えようもない達成感を感じます。まるですごい論文を書き上げたかのような誇らしげな顔でメモを残す日々です笑 これまで未熟が過ぎて、無理矢理な線を引いたこともたくさんあったし、いま自信を持って掲げている理論もいつか反駁が

          点と線

          まっすぐ

          最近ワンピースを読み始めたら、自分がいかにウジウジクヨクヨしているのか思い知らされた。 私には夢がある。 でもひとりでは叶えられない。 そんなの当たり前だったんだ。 それは人がつながる理由のひとつであり、人が幸せを感じるために必要な無能。 私は、何を叶えたいのか?まっすぐに考えればいい。 そして、助けてもらえばいい!!

          まっすぐ

          これから

          積み上げてきた全部が崩れるような日々だった。 建て直す想像をしたら吐き気がする程、私は今でもこの絶望に勝てない日がある。 歩き出すのだってまだ怖い。 でも人生はちょっと楽しいから憎たらしくて、私は今日も生きることにしている。 そんな私の最近のマインドセット 何から始めたらいいか分からないなら、好きなことをしよう。 ただ歌おう、ただ食べよう。 心の声の赴くままに。 これが正解かなんて考えずに。 失敗ならいつか笑えばいいんだから。

          これから

          うつと並んで歩く ~うつの原因~

          はじめにわたしがうつになって1年が過ぎようとしています。 「1年"も"経つんだね」と言われると、 「"まだ"1年だよ」って気持ちです。 自分の体験を綴るつもりはとくにないです。 ここでは、うつになって不安な人や、身近な人のうつにどう関わったらいいかわからない人たちに、少なくとも私から見たうつってこんなものだよ、というのを伝えていけたらいいなと思います。 なんでうつになるんだろまず、うつになる原因は人によって違います。 ドラマみたいな劇的な事件から、些細な習慣まで、その両方

          うつと並んで歩く ~うつの原因~

          三毛猫の備忘録

          どれだけ心を許し合っても、駅まで送ってくれる優しさは忘れずにいたい。 どれだけ対話を重ねても、目が合うことの喜びは忘れずにいたい。 全てが少しずつ日常に溶けていったとしても、愛することを忘れずにいたい。

          三毛猫の備忘録

          言葉はチープだから

          私たちは言葉を”利用している” 場を盛り上げるために 相手を喜ばせるために 自分が納得するために だから私たちは、言葉を信じていない 自分の口から出た言葉も 愛する人のものでさえも 愛情表現も未来の約束も口だけじゃ意味がない だからただひたすら大切にする 眼差しや声色や温もりから愛を贈る その幸せを言葉で紡ぐという、尊い矛盾

          言葉はチープだから

          汝、星のごとく

          「全米が泣いた」とか、嫌い。 どうぞご勝手に泣いていてくれと思う。 でも今日344ページの世界が私の魂を泣かせた。 言葉全部が私の心にしがみついて離れない。 心が絞り取られて100%心ジュース完成するくらい。何言ってんだ、でもそんな感じ。 苦しくて苦しくて苦しいのに、爽快で幸せな気分。不思議。 これからこの本を読む人たちの最大限の苦痛と幸福のために、これ以上は、我慢。 今日は、夕星を見に、海へ

          汝、星のごとく

          昔々

          ふと、思い出す日がある。 今では、感情が揺さぶられることもない。 思い出は美化されて、きっと正確じゃない。 淋しいけど、もう声を思い出せない。 でもね、私の人生をちょびっと変えた夏にいたんだから。

          ここにある空

          電車の中から「あ、待って!」と言う。 もう少しだけ、待って。 駆け出し降車をして階段を登ってみた。 今日は待っててくれたね。 オレンジと黄色と緑に包まれた富士山。 明日はどんな色かな。 どんな色でもいいよ、どんな色でも好きだよ。

          ここにある空

          椿は散らない

          椿が好き。 艶やかで脆く、それでいて強い。 花の形のままぽとっと落ちる様子は、不吉な例えで使われたりするけれど、私は反対! 最後まで花でありたいという美意識、めちゃくちゃかっこいいと思う。好き。

          椿は散らない

          こんな日

          駅から徒歩10分 歩道橋を渡ったら一面に広がる海 ああ、帰って来れたと思う いつもの音、匂い 身体中に蓄えておきたい潮風 私が私に戻るために波が心を撫でる その海を、見せたいと思う人が、できた その私を、見せたいと思う人が、できた

          こんな日