マネーという名の幻想
こんにちは。フジミドリです。お金の種観霊を、お楽しみ頂けましたでしょうか。
頭脳や心を介さず、霊的視点から観察する。奇妙に聞こえるかもしれません。
お読みになりつつ、私と一緒に不思議な世界を体感して下さるなら、嬉しくなります。
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「フジさんは、いつもあんな風に授業やっとるんか。愉快なお喋りいう感じやで」
『そうね。何人かの授業を織り交ぜて、足したり引いたり整えたり書いてみた』
「ティーチングからコーチング、ええなぁ。こんな授業を受けたかったわ」
『ありがとう。嬉しいね。でもホント、オレが受けたかった。人生違ってたな』
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普段の授業で、私が語る内容は、今や自動化されております。自然に出てくるのです。
初めの頃は、シナリオ作って一人で演じ、言葉を直したものです。型が出来たのですね。
もちろん、型を創る過程も中真を意識致します。意識すれば、スッと浮かぶのです。
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「授業そのまま文章に起こしたかて、えらい冗長いうか、読むには堪えんやろな」
『そうだね。だからまず、音声入力で普段通り話すの。それを再構成するわけよ』
「便利やな。フジさんの場合、その話してる時、リンク繋がっとる思うんや」
『言われてみればそうかも。揺さんは、絵が浮かぶんでしょ。色々なタイプあるよね』
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生徒に話しながらも、自分で腑に落ちます。なるほど。お金は概念だから、自分が在り方を設定した通り展開していくわけか。
お金が不可算名詞という説明も、生徒に語る中で、スッと出て参りました。
これは私の知識というより、霊界から与えられた智慧であると理解する次第なのです。
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「それでハウマッチか。お札やコインは数えられるから、ハウメニーやったね」
『あのさ。ネイティブさんが、鮨屋で食べ終えて、ハウマッチって訊いたわけよ』
「オチが見えたで。ハマチが出てきたんや。慌てて幾ら言うたら、今度はイクラ」
『バレテーラ。あはは~揺さんには通用しないか。でも、生徒はウケてくれるのよ』
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先日、揺さんと二人、近くの公園を散歩しておりますと、丘の上では満開の桜が──
見惚れながらも、ちょうどお金の種観霊を書いておりました私、あの桜がもしも1万円札だったら、そう呟いておりました。
隣ですぐ、揺さんが声を上げます。いくら何でも、それはなぁ。やっぱり桜は桜です。
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「確かに、煎じ詰めたら素粒子いうのもわかるんやけど。なかなか実感でけへんなぁ」
『あはは~生徒に話すと、驚いた顔するよ。 原子核と電子の間、真空だからね』
「フジさんに聞いたな。原子核が1円玉やったら、電子の軌道は東京ドーム。けど、電子は大きさが観測でけへんのや」
『うん。電子顕微鏡でもムリ。この世の全てはガラガラだよ。あるように見えるけれど、実は空っぽと言ってもいいくらいさ』
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この世にある仕組みでさえも、信じられるものではございません。確かに物がある、人がいる、そう感じてしまいます。
ところが実態は、ほとんど全てが真空と言ってよい。まさに空なる世界と言えましょう。
物理学の実験結果を説明されても、多くの方が実感できないのではありませんか。
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「わたしら、この世をハッキリ掴んどるつもりやけど、実は何もわかってへん」
『3次元の肉体世界が、堅固にあると信じているのさ。そのくせ、自由自在な霊界があると聞いても、受け入れられないんだよ』
「ほな。自分でブレーキ、掛けとるわけか。わざわざ見えんようにしとる。それが、中真を意識して、霊の目で観たらわかる」
『霊的な世界を感じることがスゴいんじゃなくて、感じられない方がスゴいんだよ。完璧に自分を騙してるんだからね』
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物理的な現象に限らず、何もかもが幻想なのです。私たちは、幻想に囲まれている──
そして、幻想を疑いもせず、生活しているのです。これはもう信仰心と言えるでしょう。
頭脳や人間的な知覚を使うなら、この幻想を超えることはできません。しかし、ただ中真を意識するだけで──
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「それを超えるんが、種観霊なんや」
『人間やめますかって感じ』
「あっはっは。そりゃええわ」
『ゼロになれば、誰でも簡単だよ』
「それがなかなかなぁ」
『これまでの習慣、強力だからね』
「人間的な観点でええやないか」
『自由自在で快適ならいいけどさ』
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結局のところ、そこへ終着するのです。今の生活=人間的な暮らしが宜しいなら、そのままで構いません。お続け下さい。
私は納得できなかったのです。学問を修め、いくら知識が備わっても、決して自由自在になれませんでした。
財産を蓄え、地位や名誉があっても、死んで終わり。それでは、虚しくなって参ります。
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「死後の世界がどないなっとるか。誰にもわかれへんからなぁ。もっともフジさん、臨死体験について書いとったけど」
『そう。あの頃迷っていてさ。本で読んだり話を聞いたりしても、確たるものが掴めないからね。それで中真にお願いしたわけよ』
「道術の稽古帰り、電車で倒れて光の世界へ行ったんや。わたしも意識が飛んで、体から離れたことあるんで知っとるけどな」
『そういう体験したいって、憧れるかもしれないけど、話は逆だよね。わからないようにしてる自分の方がスゴいんだよ』
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焦ることはございません。一旦、霊止の道を選んだ以上は、一歩ずつ進んでいけば宜しいのです。どうぞご安心下さい。
人間生活か霊止の道か、ここは大きく分かれます。けれども、霊止の道を選んだならば、必ずや先は拓けて来るものです。
もちろん、根拠はございません。証明もできません。しかし、ただ中真の仙骨を意識すれば、感じることができる世界です。
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「わたし、不自由な人間生活は草臥れたわ。早いとこ自由自在な世界に逝きたいな」
『ところが、こっちの世界で苦しめば苦しむほど、あっちの世界で使える力は、どんどん強くなるからさ。ジレンマなんだよね』
「はぁ。ドMの世界かよ。まぁな。これまで苦しんできた人生が、ムダんならんのは救いやけど。ほな、理解すればええんか」
『そうね。ハッピーライフでも、理解してないと霊的に豊かとは言えない。苦しくても理解してれば、霊的な貯金ができるわけ』
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お金と同じ波動になれば、引き寄せる。イメージが大切だ。色々と言われております。
決して否定するものではございません。とはいえ、私の立ち位置は、全て決まっている、変えられないという理解なのです。
言葉や映像は決まっています。しかし、中真を意識して魂が理解する領域は、まだ決まっておりません。次の人生を創るのです。
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「そうやね。フジさんの私物語やら、わたしたちのお喋りやら読んでもろて、お金や仕事に活かしてくれたら嬉しいことやで」
『意識の世界で繋がってるからさ。心地よくなる読者が増えれば増えるほど、オレたちも豊かになれるんだよ』
「それが、スモールコミュニティの愉快な仲間いうわけや。一人が心地ようなれば、その周囲、人間関係に広がってくからな」
『友達の友達はみな友達ってあるよね。まず自分が心地よくなる。波紋のように浸透していけば、いつか世界は心地よくなるさ』
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ふと思いました。私より英語や数学ができる方なんて、沢山いらっしゃる。
お陰さまで私は稼いでいる。なのに、学んでいる方も多いわけで。この違いは何か。
決まってるとはいえ、決まってるからこそ、俯瞰して観ることができるのです。
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『複業の時代って言うけどさ、やれる仕事なんて、高が知れてると思うんだよね』
「ほな、意識の世界で人の話聞いて、想像したらどうやろ。それも種観霊なんやろか」
『うん。むしろ、現実にどっぷり浸かるより客観視できて、理解が深まるだろうね』
『なるほどなぁ。お気に入りの本読み返したり、スキな映画見直すようなもんやな」
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もしも、この仕事に就いたら──
ゼロになって一体感を取る。浸り切る。経験したような感覚が生まれて参ります。
知識や情報を超えた理解が浮かぶのです。道術仲間を見ると、老若男女どなたにも起動するようです。
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さて、如何でしたか。
次回フジミドリ、4月10日午後3時、仕事の種観霊です。こちら西遊記が、翌11日の午後6時、どうなりますことやら。