ガクチカが書けないあなたへ。これを意識すればES通過率がぐんとアップします!【新卒採用】
「ガクチカが書けない...」
「学生時代頑張ったことなんてないよ...」
ES(エントリーシート)で必ずといっていいほど聞かれる「学生時代に頑張ったことは何ですか?」という質問にに頭を悩ます学生も多いと思います。
今回は誰でもガクチカが書けるようになる方法をご紹介します。
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1.ガクチカって?
ガクチカとは「学生時代に力をいれたこと」の略称です。ES(エントリーシート)・面接において「自己PR」「志望動機」と並んで3大よく聞かれる質問です。
よくある質問として「自己PRとの違いは?」というのがありますが、厳密な違いはないと思っていただいて構いません。
相違点としては①文章の構造(文頭と文末の書き方)が違うことと、②ガクチカのエピソードは大学限定だが、自己PRでは大学以前でも可。という違いがあります。
2.学生時代に頑張ったことがない...
ほとんどの就活生が口をそろえてこう言います。「学生時代に頑張ったなんてない...」と。
そして多くの就活生は自分の学生時代ととにかくキラキラさせようと必死になります。中には話を盛ったり嘘をつく学生もいます。
しかしみなさんに知ってほしい事実として、「重要なのはエピソードの凄さではない」ということです。
まず、前提として、人事はあなたのエピソード自体に興味がありません。
本当に「すごい」経験をしている学生はほんの一握りです。
本当に社会人から見て「すごい」と評価できる経験とは「バスケ部でチームを全国優勝に導いた」「起業してスマホアプリを開発し、数十万件ダウンロードさせた」など上位数%にしかあたりません。
それゆえ、みなさんが頑張って盛った「サークル長」「ゼミ長」などの経験はありきたりで、大して人事の方に響きません。
また、企業側は学生に大した経験がないことを重々承知ですし、期待もしていません。
3.ガクチカで人事はどんなところを見ている?
では、人事はエピソードそのものに興味がないとすると、いったいどんな所を見ているのでしょうか。それは、次の3つのポイントに集約できます。
①学び
ガクチカを書く際に一番意識すべきことは、そのエピソードを通じての「学び」を入れることです。
ES(エントリーシート)や面接では、あなたが経験によって得た学びを見ています。そして、その学びを仕事にどう生かせるかの「再現性」を人事は見ているのです。
ただ事実を述べるだけに留まらず、かならず「学び」を入れましょう。その書き方は最後に紹介します。
②努力の過程
多くの学生は学生時代に頑張った「成果」に目を向けがちですが、人事が知りたいのは成果ではなく、成果を得るためにどんな努力をしたのかという「過程」です。
会社においては、社員一人ひとりに目標が与えられ、そして成果が求められます。そして成果を出すためには、そのプロセス(過程)が妥当であり、かつ再現性がある必要があります。
もしプロセスがいい加減だと、たまたまいい成果を上げても、単なるラッキーの可能性があります。
人事はガクチカのエピソードから、あなたが正しいプロセスを踏んで、継続して成果を上げられる人材か否かを見極めようとしています。
もし、あなたが「アルバイト先の単月の売り上げを1.5倍にした」ことをアピールしたいなら「どのような施策を行ったのか」「そこでどんな努力をしたのか」「どんな壁にぶつかったのか」を述べましょう。
③あなたの人柄・価値観
人事はあなたの人柄・価値観を見ています。これは、ガクチカに限らず、他の質問でもそうです。
なので、ガクチカを書く際は必ずあなたの価値観を踏まえて語りましょう。
例えば、「学園祭実行委員として芸人さんを呼んでライブを開催した」ことをアピールしたいとします。これは、エピソードとしては面白いですが、ただ単調に事実だけを語られても面接官の心には響きません。
この例でいくと
「どうしてライブを開催しようと思ったのか」
「なぜあえて芸人さんを呼んだのか」
「どうしてイベント運営を頑張れたのか」
「終わって嬉しかったことは何か」
などを、自分の価値観を踏まえてエモーショナル(感情的)に語りましょう。
価値観や想いがないとどうしてもエピソードが薄っぺらくなってしまいます。
必ずエピソードに深堀りをし、あなたの価値観を添えましょう。そうすればエピソードに深みが出ます。
4.内定に繋がるガクチカの書き方
「そんなこと言われたっていきなり書けないよ...」。そんなあなたへ。ご安心下さい。今回は誰でもガクチカが書けるようになる「フレームワーク」をご紹介します。
「フレームワーク」とは「話の枠組み・型」のことであり、このフレームに沿って書くことで、読み手の理解が早まります。
ESにおいて一番大事なのは「読みやすさ」です。せっかくいいエピソードを持っていても、文章の構造がわかり辛いと人事からするとストレスになります。
企業によっては何百通・何千通ものESが業務の合間に読まれます。しかも当然手作業でです。そうなると1枚1枚の確認にかけられる時間は非常に短いです。
つまり、読みづらいというのは大きなマイナスポイントとなります。
また、書類選考を実施する大きな目的は足切りです。悲しい現実として、あまりにひどいESは読んでもらえない場合もあります。
前置きが長くなりましたが、それではフレームをご紹介します。
そして、このフレームにそって書いたガクチカの一例がこちらになります。
【①概要】大学3年の4月からインターネット広告代理店での長期インターンでリスティング広告を運用した経験です。
【②動機】web広告業界を志望していた私は、実務経験を通して業界知識を得たいと考え取り組みました。
【③課題】運用を始めたばかりの頃、各業務の中で特に苦戦を強いられたのはレポート分析です。
1か月間広告配信した結果を踏まえ、成果に繋がるための改善施策を実行する必要がありました。
最初はどんな施策を打てばいいのか分からず、場当たり的に未実施のメニューを実行しておりました。
しかしある日上司より「君の行う施策には仮説(意図)が欠けている」という指摘を受けました。
【④行動】それからはレポートで問題(目標と現状のギャップ)を確認し、それが生じているであろう課題を設定してからその課題に応じた施策を行うようにしました。
【⑤結果】そうすることにより以前よりも施策の成功率が上昇しました。
【⑥学び】この経験から物事を階層化し、掘り下げる視点を身に着けることができました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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