【25卒】3月度内々定率調査【学情】
就活生の皆さん、お疲れ様です。
採用担当Aです。
学情が3月度の内々定率調査を発表しましたので見ていきましょう。
TOPICS
2月末時点での内々定率は38.1%に達し、理系学生では49.1%と半数近くが内々定を獲得していることから、就職活動の「超早期化」が加速しています。
この数値は前年同時期比で7.3ポイントの上昇を見せ、過去最高を更新しています。
文系学生も32.8%と上昇していますが、理系学生の内々定率は前月から18.1ポイントも上昇しています。
就職活動率は86.6%と僅かに前年比で減少していますが、内々定を得た学生の多くが就職活動を続けている様子が見られます。
早期化とともに長期化の兆しがあります。
最初に内々定を得た企業の最終面接は12月が最も多く、その後2月、1月と続きます。
内々定を多く出している業種は「IT・ソフトウェア・インターネット」、「教育・福祉・その他サービス」、「建設・住宅関連」の順となっています。
内々定率は過去最高の38.1%
2025年卒の学生の3月度内々定率は38.1%で、前年同時期の30.8%から7.3ポイント上昇し、過去最高。
2月度の調査からの1ヶ月の伸びは+8.9ポイント。
理系学生の内々定率は前月比+18.1ポイント増の49.1%で、技術系人材の獲得競争が影響。
文系学生の内々定率は32.8%で、理系と比べて16.3ポイントの差がある。
就職活動中の学生は86.6%、内定を得て就活を終了した学生は7.6%。
文系学生の就職活動率は87.1%、理系は85.7%で、多くの理系学生が内々定を得ても就活を続けている。
内々定を獲得した学生の中で、1社のみの内々定が56.4%、7社獲得している学生も2.5%いた。
1人あたりの獲得平均社数は1.80社で、前年同時期の1.46社から増加。
内々定の企業への志望度は高い
内々定を1社のみ獲得した学生の31.8%がその企業を第一志望と回答、複数社獲得した学生では66.5%が第一志望と回答し、どちらも前月より10ポイント以上増。
しかし、強く入社を希望する割合は、内々定1社の学生で23.9%、複数社獲得の学生でも41.1%と低いまま。
内々定企業を就活やインターンシップ開始前に知っていた学生は41.1%、知らなかった学生が58.9%で、知らなかった割合が高い。
インターンシップやオープン・カンパニーに参加した企業数の最多は10社以上で48.0%、前年同期比で9.2ポイント増。
学生の参加した社数の平均は7.17社。内々定がある学生は平均8.40社、ない学生は平均6.32社に参加していた。
インターンシップからの選考が一般的に
秋冬のインターンシップからの早期選考、最終面接を経ての内々定獲得が増加。
インターンシップやオープン・カンパニーへの最初の参加時期のトップ3は8月、6月、7月で全体の60.5%。
内々定を獲得した企業と最初に接点を持った時期のトップは夏の6月19.4%、7月14.1%、その後は冬の12月11.2%、10月11.0%。
内々定企業の最終面接は12月25.6%、2月24.0%、1月23.6%と冬が多い。
内々定企業への応募きっかけは就職サイトで知ったケースが最多で46.6%、就職サイト主催のイベントで話を聞いた23.4%、インターンシップやオープン・カンパニーへの参加が22.2%。
業種トップ3は4ヶ月連続で同順位に
内々定を得た企業が多い業種トップ3は「IT・ソフトウェア・インターネット」28.1%、「教育・福祉・その他サービス」15.6%、「建設・住宅関連」9.9%で、4ヶ月連続で同順位。
すべてのトップ3業種は前月より数字を下げ、内々定の出し手が多様な業種に広がっている。
第4位に「医薬品・化粧品・日用品」が9.3%で浮上。
内々定企業の従業員規模トップ2は「5000人以上」34.2%、「1000~2999人」30.8%、続いて「3000~4999人」が14.4%。
5000人未満の大企業の内々定が増加傾向にあり、1000人前後の中堅企業の積極姿勢が継続。
内々定者フォロー活動トップ3は全てオンラインで、人事担当者との面談、先輩社員との面談、懇親会を含む。
まとめ
25卒は24卒よりもさらに早期化が見られています。
しかし就活を終わっている方はまだ少なく、内々定が出ても活動を続けている方が多いという結果でした。
早期化に加え、長期化にもなっています。
企業としても早く内々定出しをすればその分繋ぎ止めに時間を要すこととなります。
4月からは26卒が動き出しますので、企業は並行して26卒にも接触する必要があります。
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