あなたは自分のことどれくらい理解できていますか? 生き方を変える「自分軸」と「就活軸」

就活を終えた学生に話を聞いていると、就活中に後悔したこととして「就活軸をもっていれば良かった」という話が出ることが良くあります。

今回は、「就活軸」と「自分軸」についてお話していきます。

自分軸とは「自分がなにに重きを置くか」といった自分らしさを保つための自分の中の基準です。そしてこの自分軸は人間の原動力である「信念」の部分に当たると考えます。


「自分軸」と対で語られるのが「他人軸(社会軸)」です。
「就活軸」とは、「自分軸」「他人軸(社会軸)」で出来ていて、会社選びや仕事選び基準のことです。

「自分軸」をしっかり持っている人は、自分の価値で生きているので、ブレたり迷うことがありません。

「他人軸」で生きるということは、いつも他人からの評価を気にしたり、
他人が自分をどう思っているかで自分の価値を判断したりすることです。

採用する側としては、「自分軸」をしっかり持っている人の方が魅力的に見えます。

では、「自分軸」を持つためにはどうすれば良いのでしょうか??
私が考える見つけ方は2つです。

「自分軸」の見つけ方(1)自分自身を知り、受け入れる

まず、自分自身のことを知ることが大事です。
自分の中での「優先順位」や「好き嫌い」に気づきを得ないと考えがブレブレになってしまいます。

自分自身を知るために、物事が起きた時に自分の「感情」と「その感情が生じた理由」について考える必要があります。このために「なぜ?」を自分に問いかけ、理由に行き着くまで考え抜くことが必要です。

そして、自分を受け入れることが大事です。

人間には誰しも、いい面と悪い面があります。
完璧な人間など存在しません。

自分の弱点や欠点も全て自分自身が認めてあげられると、心にゆとりができ、「自分軸」が形成されていきます。

「自分軸」の見つけ方(2)理想像をもつこと

自分が尊敬する人の価値観を取り入れ自分軸にするという方法もあります。

本や講演などを通じて、その人の価値観に触れることで、自分に合った価値観や全く異なる価値観を知ることで「自分軸」の形成に役立ちます。

このように、「自分軸」をみつけていくことができます。
自分の軸についてじっくり考察することができたら、つづいて「就活軸」について考えてみましょう。

「就活軸」を決めるメリット

・企業選びの判断基準になる
・入社後のイメージが湧く
・面接の受け答えがスムーズになる
といったメリットがあります。

20卒の就活生の約半数が面接時に「就活軸」を聞かれたと答えています。

私も「就活軸」について聞く派です。笑
なぜなら、企業との価値観に合っているのかを知りたいからです。

学生の皆さんがなぜこの企業を選んだのか?
学生が求めるものを企業側が提供できるかどうか?

を選考の段階で確認したいからです。

別にその企業に合わせたものでなくても構いません。

自分軸を取り繕って入社した企業が本当に自分に合った企業でしょうか?
私はそうは思いません。
「就活軸」は自分に合う企業を探すための指針であることを忘れないようにしましょう。

「その軸だったらうちの企業じゃなくてもよくない?」と言われた時の答え方

選考などで自分の「就活軸」について話す時、

「その軸だったらうちの企業じゃなくてもよくない?」

といった意地悪な質問が来ることもあると思います。

そんな時の対処法は、「実際の会話の要素」を入れることです。
例えば、「御社の社員の方とお話しさせて頂いた時にこのように説明されており、とても感銘を受けましたので」などのエピソードを持っておくということです。


以上、「自分軸」と「就活軸」についてお話ししました。
私は、自分のために「自分軸」「就活軸」を持つことを、オススメします。
皆さんが悩んだ時や迷った時に必ず大きな役目を果たしてくれると思います。

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