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0-100で考えなくてもいい

こんにちは。

先週「令和のプロフェッショナル」の中で、難しい学生からの質問について書きましたが、今日も文脈的には同じ趣旨となる「これからのキャリアプラン」について書いてみようと思います。

これからのキャリアプランは「0-100で考えなくてもいい」。最近、組織での役割や個人のスキル、稼ぎ方、働き方を考えていく中で、無意識ではありますが、0-100で答えを出していこうとしている自分がいることを発見し、その思い込みに驚いていたところでした。

「0-100で考えなくてもいい」という言葉から中途半端、どっちつかず…などのネガティブな感情を持つ人も多いかと思いますが、キャリアプランを考えるにあたってこの発想はとても危険なものであるということをぜひ知ってください。

キャリアプランを0-100で考えるとはどういうことなのか?例えばイメージでいうとこんな感じ。
・定年まで会社を勤め上げないとならない
・自分の専門領域でキャリアは考えなければならない
・これくらいの年収は稼いでおくべき
などなどです。

まずは、組織はなぜ必要なのか?について。

個が発展し加えて個人がいろいろな選択肢を持てるようになったこの時代に、組織と個人の理想的な関係性はどういうものか?については具体的に考えておかなければなりません。

例えば、個人ではできない大きな価値を協働で創り上げるために組織は必要…とかいうものが、それです。共通した目的、意味づけとしてはもっともシンプルで分かりやすいものです。

その目的が一部でも達成されたまたは、やるだけやったが思ったような成果が出せなくなってきたというような時に出てくるのが、ここでいうキャリアプランということです。

・組織を去る前に、社内で自分ができる他の役割はないのか?
・働き方を少し変え、関心軸にあった他のことをやりはじめてみるのか?
・思った感じと違ったところもあったので、戻って再度検討してみたりするのか?

0-100で考えなければ、組織に残りながらも柔軟にキャリアプランを創作していくことはできるのではないかと思います。去ると一気に決め込んでしまう前に、他の選択肢を見つけてみる努力をしてみてください。

これまでの専門領域でどのようにして個のスキルを高めていくのか?についても同じで、専門的な領域の仕事を細かく分解していくと、AとBの仕事はほぼ一緒ということがよくあります。

例えば私の場合、組織にいるときは採用担当者として会社の魅力伝え、学生に当社のビジネスに関する魅力を普及している一方で、副業では地方の魅力やそこでの役割の見つけ方などを普及する役割を担っています。

組織における採用活動(A)と、地方における活動(B)はやっていることがほぼ一緒です。魅力を伝えて仲間づくりをしているという点で、業種や専門分野は異なっても、自分が養ってきた経験をキャリアとして活かすことができるようになっていたりします。

最後に、いくら稼ぐのか?

とにかく金を稼ぎまくりたいのであれば、手段に走ればいいだけなのでとても簡単ですね。

しかし、
・どう稼ぐのか?
・いくら稼ぐのか?
・何対何で収入源を分散させていくのが理想なのか?
・必要な給与はどれくらいなのか?
・余った時間を仕事以外でどう投資をし、回収していくのか?

稼ぎ方と時間は並行しているものなので、将来に向けたキャリアを創作していく上で一旦時間を獲得し、一時的に会社から得る収入を減らしてみるという柔軟さも0-100で考えない前向きなキャリアプランであると思っています。

参考にしてみてください。





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