「人に恵まれた、それしかない」株式会社サンエス　角野社長インタビュー

株式会社サンエスの角野社長は、起業されて今年で30周年です。
現在息子の一樹さんが取締役として活躍され、東京に支店を増やすなど、安定した成長を遂げています。
しかし、会社を立ち上げた頃は、家庭にお金を入れることができないほど、苦労した時期もあったといいます。
どのようにして、その苦難を乗り越えられたのでしょうか。
「人に恵まれた」という角野社長のインタビュー、ぜひ最後までご覧ください！

親族の会社に新卒で入社、次期社長として期待されていたが…

ーこれまでのご経歴について教えてください。

会社を起こす前は、似たような業界で働いていました。母の弟が、空調の自動制御の会社を経営していて、半ば強制的な入社でした(笑)
ですが、20代のほとんどをこの会社に費やし、多くを学ばせてもらいました。
休みや残業代なんてなしで、がむしゃらに働きましたね。

その会社で次期社長として期待されていましたが、32歳の時に自分で退社を決意し、株式会社サンエスを立ち上げました。

ー会社を立ち上げようと思われたきっかけは何ですか。

やはり、このまま叔父さんの会社を継いだとしても、自分の判断でスピーディーに会社を経営していくことができないのではないか、それなら、自分で会社を作ろうと思ったんです。

32歳、会社を立ち上げてからの苦労とプレッシャー

ー会社を立ち上げてからは、どうでしたか？

やはり、いろんなことがありましたね。
お金で困って、給料を家に入れられなかったとか…。
当時手形がほとんどだったので、現金がひとつもなくなって、資金繰りですごく困りました。
銀行なんか相手にしてくれないような規模の会社だったので、30代の頃は本当に大変でした。

ーその時はどのようにして乗り越えましたか。

持っていた手形を、いわゆる高利貸しにお金に変えてもらうんです。
今は考えられない利息で現金にしてもらいました。
それでも、現金にしないと支払えなかったんです。
当時、幼い男の子3人の父親でもありましたから、そのプレッシャーはすごいものでした。

「人」それは、何よりも大切な宝

ー今のお聞きしたことだけではなく、他にも多くの苦労があったと思います。なぜ、30年もの間会社の経営を続けてこられたのでしょうか。

人に恵まれました。それしかありません。
自分が苦境に立たされた時に、必ず助けてくれる人が現れてくれました。

1人では、何にもできませんでした。

ーどうして助けてくれる人が現れるのでしょうか？

考え方なのですが、私がもう全速力で行くので、得意先の方とかが、その想いを受け取って下さるんですよ。
ある取引先の方は、何があっても信頼して私を指名してくださる。またその次に、同じように信頼してくださるお客様が現れる。

社内では、現在取締役を勤めている坂本や、息子の一樹が育ってきてくれて。
その他に自分の2つ上に、癌で亡くなった浜という社員がいました。
その3人と私を中心として、社員一丸となって乗り越えてきました。

本当に、人は宝です。

最後に

株式会社サンエスの角野社長は、親族の会社での厳しい修行を経て独立し、30年にわたり会社を成長させてきました。
資金繰りの苦境やプレッシャーにも負けずに乗り越えられたのは、「支えてくれる人々の存在」があったからです。「人に恵まれた」という社長の考え方そのものが、人を惹きつける魅力とも感じました。

そんな人を大切にする株式会社サンエスでは、2019年頃から5年がかりで、2024年問題に対してきちんと取り組みました。
労務管理や人事制度の見直しを抜本的に改革し、働きやすい会社へと進化しています。

株式会社サンエスに興味を持たれた方は、採用サイトを訪れてみてくださいね！

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