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多層ガラス絵「蛇の目の宴」完成!
磨き終えた三層のガラスを、順番にフレームに嵌め込んでいく。
多層ガラス絵、フレームに嵌め込むところ。
— 齋藤悠紀 (@SaitoYukiHone) February 26, 2023
宮川刷毛製作所の静電気除去ブラシ活躍。 pic.twitter.com/KpmztI7Sw6
重厚で、味わいのあるレトロなフレーム。
「蛇の目の宴」Banquet of bull's-eye
— 齋藤悠紀 (@SaitoYukiHone) February 26, 2023
'23多層ガラス絵(3層),297×247mm
/個人蔵 pic.twitter.com/5khA3x2QTt
全て嵌め込みました。↑
正面からの写真だけだと分かりにくい技法なので動画も撮っておきました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98952207/picture_pc_b483bd7ba398f0259c0e0e4882cac9de.png?width=800)
「蛇の目の宴」
Banquet of bull's-eye
2023年制作
多層ガラス絵(3層)
297×247mm(イメージサイズ)
個人蔵
今回は珍しく自分発の作品ではなく、頂いたリクエストからスタートし、イメージを紡ぐように作品にしていきました。普段描かないテーマを、後戻りのきかない技法でいきなり作品にするのは不安が大きいので、事前準備に時間をいただき、しっかりと完成のイメージを膨らませてから素材に取り掛かりました。結果としてとても良い経験をさせていただいたと思っています。
天空と盃の水面に映る二つの月。そこから二重の輪、蛇の目の連想に繋がります。
一人では踏み込まない領域に分け入ること。制作を通しそこに参与していくのは単にこれまでやらなかったことだから苦労する、あるいは好奇心が刺激されるという単純な話以前に、そもそもの作家として何を表現するかを問い直されることでもある、と改めて気付きます。
信頼して任せて下さったこと、作家冥利に尽きます。ありがとうございました!
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