![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117481656/rectangle_large_type_2_1d212d5c96269d4ae94b253be3f1e1dd.png?width=1200)
「聞く」と「聴く」
ひらがなで書くと、どちらも「きく」で同じですが、私の中での二つには、大きな違いがあります。
私が心がけているのは、「聴く」こと。
「14の心できく」と教えてもらいました。
耳を傾けて、心を傾けて、全身全霊で聴く。
もちろん、一日中全ての会話ではありません。
「聴いてほしい」のサインを感じた時や「聴いて」と始めに言われたら、アンテナを最大限に活用して、「聴く」体制に入ります。
私もそうですが、どうしたら良いのか、どうしたいのかわからない時、話す事で絡まった糸を丁寧にほぐしていくと、アドバイスが無くても自分で気づくことがあります。
「あぁ、私はこれがしたかった」
「ここで間違えた」
「相手はこう思っていたかも知れない」
そして、誰かにいわれるより自分で気がつく方が、すっきりと受け入れる事が出来ます。
間違いに気付いても、言われた相手によっては「私だってわかってる!」と反発したくなってしまう、素直じゃない自分がいます。
「絡まった糸をほぐす」と表現しましたが、私の中ではどちらかと言うと、「ネックレスのチェーンをほぐす」ほうがしっくりくる感覚。
両手に爪楊枝を持ってチェーンの小さい穴に刺しながら、左右に少しづつ伸ばしていく。丁寧に、丁寧に。
話を聴く時も、先を急がないで、先ずは一通りの流れを聴いておさらい。
何に1番困っているのか。
本人がどうしたいのか。
どうすれば納得する事ができるのか。
納得しないまでも、ほぐすきっかけみたいな部分が見えるまで。
私は何の資格もないので、カウンセリングやアドバイスが出来るわけではありません。
人生経験も、人並みだと思います。
困っていることを、解決できる力も持ち合わせていません。
ただ、「耳を傾けて聴く」事に、忠実でありたいと思っています。
話す事で、頭が、心が整理されて、
「あぁ、そうだったのか」と気がついたり、
「もう少し、前を向いてみようかな」と考えが変わったりする。そのお手伝いができたら、すごく嬉しいと思っています。
そのためには、まず自分にゆとりがある必要があります。
自分の心に隙間があると、ゆとりがあると、自分の価値観を入れないで話を聴けると、ある時気がつきました。
私の心にゆとりを生み出してくれるモノ、コトに感謝して、今日一日を過ごします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?