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【乾燥肌】マスクかぶれや顏湿疹を予防するスキンケアの順番と適量の見直し『FTU』

ぷよーー( ^ω^ )
汗かき薬剤師saitorioと申します。

今回は、肌の健康について解説していきたいと思います(*'▽')

この記事を読むことで得られること

☑スキンケアの正しい順番
☑乳液やクリーム、塗り薬の適切な使用量
☑保湿の効率の良い方法

この記事を作成しようとした背景には、マスクの着用により感染症対策をされてますがその時に問題となるのが『マスクによる肌トラブル』が気になるのではないでしょうか?

現に、マスク着用による『かぶれ』や『湿疹』で病院に来られる患者さんが増えてきてます。

記憶を辿る約10年前に流行した『新型インフルエンザ』時にも夏場のマスク使用による湿疹やかぶれなどの皮膚障害が発生したようです。

なので、これからの季節も同様のことが考えられるために対策を取っていきたいところですね。

🔻YouTubeはこちら🔻

❐動画解説Ver➡https://youtu.be/_qxnzfohXfY

それでは・・レッツゴー( ゚Д゚)!!!

スキンケア

肌の健康について考えたことはあるだろうか?

女性であれば『美容』の観点から、毎日化粧水を使用して肌のケアを行っていると思う。

ところが男性ではどうだろうか?まあ、疎いですよね(笑)

「男は黙って『塩』っ!!」状態な男子も多いはずです。

しかし、日常的にスキンケアを行っているか否かで全く肌の状態が変わってきます。

では、スキンケアを怠るとどうなるのか?見ていきましょう。

❑Point
毎日、化粧水などを使ってスキンケアしてますか?

マスクが原因で起こる肌トラブル

マスクかぶれや湿疹の多くの原因は『乾燥肌』であると考えています。

肌の最外層に位置する極めて薄い膜の事を『角層』と呼びます。

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この角質が人体と外界を隔て異物の侵入を防ぎ、体内から水分の蒸発を防ぐ重要な役割を果たしている。

また角層には水分保持機能が存在し,皮膚性状に大きな影響を与えている。

つまり角層の水分保持機能が低下すると、保湿が失われて、乾燥肌といった状態になり、角層の柔軟性が失われるだけでなく肌荒れや軽度の落屑を生じることになる。

このことから、乾燥肌状態でマスクを使用すると、蒸れや肌との摩擦で湿疹やかぶれが起こると予想できるだろうか。

「冬場は乾燥してたからスキンケアしてたけど、今はしてないなー」って方は、要注意ですね(*'▽')

肌が弱い人は、サージカルマスクよりも、肌へのダメージが少ないアベノマスク(布マスク)を試してみることをおススメします。

❑Point
マスクかぶれの原因は『乾燥肌』かも?!アベノマスクに変えてみるのも1つの手段。

正しいスキンケアの順番

さてここからはスキンケアの『実践編』です。

今、市場に並んでるスキンケア商品は多岐にわたり、その多くは『化粧水』『乳液』『クリーム』など大きく分類できます。

実際のところその商品に含まれる成分によって効果は異なってきますがざっくりイメージし易いように解説すると

☑化粧水:整肌
乳液やクリーム:皮膚を保護し皮膚を保湿する。

油分を多く配合できるクリームは、皮膚を柔軟にして水分の蒸散を防ぐ役割を果たす。 

効果的に乾燥肌からの脱却をするなら、化粧水と乳液やクリームを買って使用することです。

どちらか1つだけでは効果を得られないかもしれません( ;∀;)

あとは使用する順番ですね。

➊化粧水
➋乳液
➌クリーム

この順番でスキンケアすると、化粧水で角層に過剰な水分を与えた後、ゆっくり乾燥させると角層の状態が整う。

皮膚の状態が良くなるために、乳液やクリームなどの保湿ケアが皮膚のバリア機能を整えることが示唆されている。

つまり化粧水、乳液を使用し、最後にクリームを塗布して皮膚を閉塞するスキンケアが、角層を保湿しゆっくりと乾燥していくことになり、皮膚全体を良い状態に整えることができる。

また、クリームは、ベタつくことから使用が悪く敬遠されているが、保湿クリームのケアにより角層の未熟なコーニファイドエンベ ロープ(CE)が減少し皮膚の状態が改善される。

❐補足:コーニファイドエンベロープ
角質細胞膜や不溶性タンパク質膜を指す。
❑Point
スキンケアの順番は、➊化粧水➋乳液➌クリーム

使用量はFTU

スキンケアの順番については理解できたでしょうか?

続いては、化粧水などを使う時の『使用量』について見ていきましょう。

実際、読者のあなたはどれくらい使用されているか、思い出して見ましょう。

恐らく『適当』だと思います(笑)

あとは少し多めに使ってるってこともありますね。

でも、適量ってどれくらいやねんって思われることも少なくないです。

では、実際には『塗布量の適量』はあるのでしょうか?

皮膚科領域では、外用指導時の塗布量の目安として FTU(フィンガーチップユニット) が用いられることが多いです。

FTUはチューブや瓶の場合なら、大人の人差し指の一番先から第1関節に乗る量で、約0.5gに相当します。

ローションの場合は、1円玉大が1FTUです。

1FTUなら大人の手のひらで2枚分の面積に塗ることが出来る。

つまり顔に使うなら、ちょうど1FTU分くらいの量で塗ってあげると良いってことですね(*'▽')

因みに、1FTUの塗布量は適量と考える量よりも多いと感じるような量であるので、

☑ティッシュペーパーが皮膚に付くくらい塗る
頻用される5g チューブ1本で手掌20枚分
塗った後に光をかざして少し光るぐらい

など具体的な状況を知ることで塗布量に対する理解度を高め、しっかりと外用ができるようになると思います。

❑Point
顏への塗布量の目安は1FTU

保湿の効率の良い方法

皮膚の新陳代謝を活発化し、皮膚疾患を予防する効果がある日常的に行っている行動ってなにか知ってますか?

正解は『入浴です』

入浴直後は水分を含んだもちもち触感の肌も、短時間で入浴する前と変わらないくらいに減少するために非常にもったいないです。

事実、入浴は身体に対する利点も多いが、入浴後の皮膚乾燥が指摘されており、保湿化粧品を使用しないで入浴すると急速に角層水分量が増加したのち急速に減少し、入浴後の10分を過ぎると入浴前値程度になった。

しかし入浴後に保湿化粧品を塗布すると入浴後1分~60 分までの間のすべての測定値で無塗布と比較し角層水分量が有意に増加した。

つまり、保湿化粧品は入浴後に使用することで、入浴で得られた水分を保持し、入浴後の皮膚の乾燥から守ることでより効果的に保湿が出来るということです。

❑Point
保湿化粧品の効率の良い使用法は、入浴後10分以内

まとめ

☑毎日、化粧水などを使ってスキンケアしてますか?
マスクかぶれの原因は『乾燥肌』かも?!アベノマスクに変えてみるのも1つの手段。
スキンケアの順番は、➊化粧水➋乳液➌クリーム
顏への塗布量の目安は1FTU
保湿化粧品の効率の良い使用法は、入浴後10分以内

でした( ^ω^ )

最後まで見て頂きましてありがとうございます。

その他健康に関する情報を発信をしてますので、そちらも是非ご覧くださいね!!

気になることがあればどんどんコメントしてねー( ^ω^ )

それでは、ばいばーい(@^^)/~~~

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🔻参考文献🔻

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjhr/39/0/39_1/_pdf

https://www.jstage.jst.go.jp/article/koshohin/42/4/42_420408/_pdf


派遣薬剤師|多汗症|人前が苦手|あがり症|使命→病気になって後悔される患者が大勢いることに気づく|健康な今からあなたの疾病予防に努めようとYouTubeやtwitterで(https://twitter.com/saitorio3)で健康情報を発信中|ゲームは嗜む程度