2022/07/20(水)
昼過ぎまでの仕事の後、昼食を簡単に済ませると、マットレスに倒れ込んだ。一昨日からの寝不足はきっと僕の体に蓄積されていて、その解放を求めていたんだと思う。詰まったパイプを掃除するように、溜まった寝不足を流し出す。そこまで暑くないからエアコンはドライモードにして、
「いやしかし、ドライってなんだ。」
と、思っているうちに、僕はもう眠りに入っていた。
「救済措置を講じてくださりありがとうございます。」
「こちら、お願いします。」
「返信は不要です。」
流石に夢の中までは出てこなかった数々の、一見丁寧なしかし行為達成は当然のことであるかのように訴えかけてくる言葉たち。
ゆっくりゆっくりと締め付け、僕を蚕の繭に閉じ込める。
そして、それを一本の糸にまとめて、ハンカチでもストールでも縫ってしまえばいい。
目覚めた時、洗濯物はもう乾いていて、僕は事務作業の続きをした。
明日もしっかり生きること、これが大事だ。
と言う話を、帰ってきた彼女とした。
「うん、その通りよ。」
「うん、その通りなんだ。」
明日もしっかり生きよう。
・・・
今日も夜が来ました。
Good night.
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