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爽快坊主

頭髪がだいぶ薄くなったので、思い切って坊主にしました。


30代後半あたりから「ヤバい、始まったな」感があり、40代になってからは薄くなる一方。数年前から「いよいよ坊主にするレベルだな」と思い続けてきたのですが…。いざ実行に移すとなると、やっぱり抵抗を感じてしまうのも事実。

なんだかんだと「その機会」を引き延ばし続けてきましたが、もちろん、その間にもどんどん頭髪は薄くなっていく一方です。

「もういい! いくらなんでも、もう未練はないだろ!」

2020年の年末にそんな吹っ切れ感を覚え、とうとう坊主にしました。


坊主になった感想は「やって良かった」の一言に尽きます。

ハゲてきたので坊主にした人は、たいがい「やって良かった」と言いますよね。「もっと早くやっておけば良かった」と。

今までは、そんな言葉を目にしても「本当かよ?」と疑わしかったのですが、当事者になってみると断言できます。本当にやって良かったし、もっと早く決断すべきだったと。そのくらいの爽快感がありました。


もちろん、今ではAGAのいい薬などもあるようですし、そういった形での解決も大いにアリだと思います。ただ僕の場合、献血を趣味(?)にしているので「治療薬を飲んでいると献血できない」という事実は抵抗をやめる理由の一つになりました。「ああ、ならもう坊主でいいや」と。

「坊主」といってもスキンヘッドではなく3mmの長さですが、見た目はまさしく「丸坊主」。これまでモヤモヤと悩んでいたことがウソのように、すっきりさっぱりとしました。

「爽快」の二字に尽きます。

これでもう、鏡を見てゲンナリすることもありません。なんだか若返ったような気分すらあります。「もっと早くやっておけば良かった」という先人たちの言葉は本当だったんだ…と、しみじみ感動しています。


人間は、誰しも老います。
すべての人が必ず、老い、衰えていきます。

それに対して「可能な限り抵抗する」というのも、一つのカッコいい生き方と言えるでしょう。一方で「老いを明るく受け入れる」というのも、一つの生き方ではないのかな、と思うようになってきました。

もちろん、それが正解だなんて言うつもりはありませんが、「それもまたアリではないかな」くらいは言っていいんじゃないかと思うのです。


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