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元・札幌市民の弾丸札幌観光


はじめに

こんにちは。この夏はビニールハウスに閉じ込められたかのような酷暑が続き、寝苦しい日々が続きました。皆様、お変わりありませんか。

筆者さいとうが住む北海道も、記録的猛暑となりました。札幌でも先月、最高気温36.3度を観測したようです。避暑で札幌に来た人がいたとしたら気の毒でなりません。

さて、今回は元・札幌市民の弾丸日帰り札幌観光についての記事です。札幌への観光を考えている方、札幌市民、旅行の話に興味がある方などに読んでもらえたら嬉しいです。

春の大型連休(ゴールデンウィーク)中にも札幌観光をしているので、もしご興味があればこちらの記事もどうぞ。

記事のポイント

👉 日曜午後(昼1時〜夜7時)爆速6時間札幌観光
👉 六花亭札幌本店で「マルセイバターアイス」を食べる
👉 札幌市民にこそ伝えたい外食ジンギスカン」の魅力

思い返せば、最初の note での記事も観光記事でした。観光はとっても面白い。自分が普段触れ合わないものに出会って、自分を見つめなおす機会になるからです。

たとえば、東京や大阪の街並みや一大ゲイタウンを前にして「今の暮らしと、ここでの暮らしのどっちが自分にとって魅力的かな」「ここで暮らしていけるかな」「ここで生きるとしたら、自分には何が必要だろう」なんて思いを巡らせたりする。

大阪で撮った写真。
「田舎のネズミと都会のネズミ」というイソップ童話を思い出す。

新しいものに対峙すると「自分が何者であるか」を鋭く問われる。普段はしない体験を重ねることで、普段の自分とは切り離され「別の文脈を生きる自分がいたと仮定したら、それはどんな自分なのか」を否応なく想像させられる。そんなときに生まれるヒリヒリするような刺激がたまらなく好き。

そんなわけで、観光地に遊びに行くのが大好きです。時間を見つけては、行ったことのない街に足を踏み入れています。

でもね、よく考えてみたら北海道自体がもう観光地として結構有名なの。(いつか札幌に行きたいなあ)と思っている人も日本中にいっぱいいるんじゃないかなと思っています。

それなのに、自分といえば札幌の観光地もろくに知らない。じゃあ、まだまだ知らない札幌の魅力があるのでは? まだまだ新しい体験が札幌でも得られるのでは?「灯台下暗し」じゃね? 札幌観光すればいいじゃん??

そんなわけで、日曜日に札幌に行ってきました。以下はそのときの記録です。

札幌観光

札幌駅前

札幌駅南口方面。この先に大通公園、狸小路、ススキノが出てくる。

今回の旅の始まりは、札幌駅南口前にある妙夢」と言う白いドーナツ状の石から。

この白いドーナツみたいなオブジェが「妙夢」

この石は札幌市民にとって非常になじみぶかいもの。札幌でもっとも有名な待ち合わせ場所の一つです。この日もここで待ち合わせをしている人がたくさんいました。

学生時代を札幌で過ごした筆者も、何度もこの場所で待ち合わせをしてきました。妙夢からまっすぐ上を見上げると、ビルが吹き抜けになっているのがよくわかります。反対に、ここのビルの2・3階からは妙夢のあたりを見下ろすことができます。往時を思い返すと、よく待ち合わせ相手がどんな人であるのかを上から見ていました。臆病で性格の悪いホモですね〜。

余談:エスタの閉業

札幌駅にはエスタという商業施設があったんですけれども、8月31日をもって閉店しました。閉店のセレモニーは盛大に行われたようで、テレビでも特集が組まれていました。ここを通るたびにもうロフトもユニクロもGUもら~めん共和国も無いと思うとなんだか寂しい。

余談ですが、ここはゲイの間では「大人の社交場」があったことでも有名で、エスタ n 階のトイレといえば……。

その場所も当然閉鎖になってはいるのですが、不思議なことに、ある掲示板を見ると、代わりに別の場所が新たな「社交場」となっているようですね。それも自然発生的に浮上し、誰が決めるわけでもなく一箇所に収束していくのだから面白い(なお、筆者はコンプラ重視系ホモなので、そういった場所には行きません)。

大通公園

手前の三人の女性像は「泉の像」っていうらしいです。
この記事を書いていて初めて知りました。

札幌の象徴といえば、ススキノニッカの看板やら時計台やら羊ヶ丘展望台やら色々ありますが、こちらも札幌の代名詞、大通公園。夏のビアガーデン、冬の雪まつりなんかが有名です。

今年もお盆期間中に友人と大通公園のビアガーデンに行ってきました。暑さもいくぶんか和らいだビアガーデンで、夜風を浴びながらビールの飲み比べを優雅に楽しむなどしました。最高〜

飲み比べちゃった

六花亭 札幌本店

札幌駅南口から西に5分ほど歩いたところにあるのが「六花亭 札幌本店」。

1階は販売店舗でお菓子やグッズ(「六花亭の紙袋に描いてある、あの花柄」のクッションやマステなんかも売ってた)が販売されています。2階が喫茶室になっており、ご飯を食べられるようになっています。昼時に入ったところ、お客さんで結構混んでおり、10分くらい喫茶室の外で並んで待ちました。

六花亭札幌本店。帯広本店というのも別にある。

小腹が空いていたので、ピザを頼みました。頼んだのはマッシュルームとブロッコリーのピザ。マッシュルームは薄くスライスされていてポリポリとした不思議な食感でした。味はあっさりとしていて、軽食にちょうど良かったです。

マッシュルームとブロッコリーのピザ

飲み物はオレンジティーを頼みました。第一印象は(アールグレイに似ているなあ)というもの(そもそもアールグレイも柑橘系なので、間違ってはいないのかな?)。

オレンジティーとシロップ

オレンジティーのグラスには小さなグラスに入った淡黄色のシロップが添えられていました。そのシロップをアイスティーに垂らすと、シロップがてろりとグラスの底へ沈んでいきました。シロップは花の蜜のような味がしました。美味しい。

デザートにマルセイアイスサンドを頼みました。札幌土産で有名なのは「マルセイ『バター』サンド」ですが、今回食べたのは中に挟まれているものがアイスになってるんですね。味はバターサンドより若干さっぱりしているような気がしました。中身がアイスである分だけ、柔らかい食感でした。

マルセイアイスサンド。中身がアイス。

あとは今回のお店で食べたものとは全く関係がないんだけれども、店員さんが白磁の水差しでお冷を注いでいた。おしゃれすぎ。

ジンギスカン

札幌といえばジンギスカン。羊肉の焼肉料理ですね。北海道の郷土料理(らしい)です。

これがジンギスカンを焼くためのジンギスカン鍋。
不思議な形をしているでしょう?

ド偏見を承知の上で書きますが、札幌市民にとって、ジンギスカンって外で食べるものというよりは家の中で食べるものというイメージが強いんじゃないかと思っています。外食で食べるイメージがないっていうことですね。

これは札幌市民あるあるだと思うのですが、道外(道民は「内地」と言ったりする。北海道は外地っていう意識なんでしょうか。)の人から「おすすめのジンギスカン屋さん教えて」という質問をされたときに答えに窮する。これ結構あるあるだと思うんですけど、札幌市民、いかがでしょうか?

そういう事情から(これではいけない)と思って、今回はジンギスカンのお店に行ってきました。これで内地民からの質問も怖くない!

今回ジンギスカンを食べたのは「北海道ジンギスカン MASAJIN」というお店です。すすきの駅のすぐ近くにあるお店です。この辺はジンギスカン屋さんがたくさんあるようですね。

まずは、階段盛りとラムチョップを頼みました。

階段盛り。貴族の気分。
ラムチョップ。食感はまるでステーキ。

びっくりするぐらい美味しい。家で食べるのと全然違う。ラム肉うまい〜。肉がジューシーで柔らかい。ジンギスカンの肉ってこんなに種類あるんだ。あの丸いロール肉だけじゃないんだ。タレも美味しい。ラムチョップとろける。めちゃくちゃうまい。付け合わせのネギがとてもおいしかった。

ジンギスカン鍋と肉たち。レンブラントみがある。

注意点としては野菜をちゃんと入れないと、脂がピシピシ跳ねて危ない(それくらいジューシーってこと)。好き嫌いはいけませんね。

ドリンクには夕張メロンソーダを頼みました。観光客感たっぷり。

お通しのポテサラ。美味くてすぐ平げた。お通しってそういうもんじゃないのよ。

セイコーマート

北海道が日本に誇るコンビニエンスストア「セイコーマート」で北海道ソフトを買いました。真横を通りすぎた観光客が「ジンギスカンの店、多すぎない?」とつぶやく。わかる〜。それだけジンギスカンに溢れる街・札幌。

セイコーマートの北海道メロンソフト。
「すすきの交差点」のニッカ看板が背景に。

大通公園

店を出て、すすきのから大通へ戻った頃には、日没の遅くなる夏とはいえ、すでに日もすっかり沈み、噴水もテレビ塔もライトアップされていました。ぴしゃぴしゃと飛沫をあげて跳ねる噴水に合わせて、光もたゆたう。

「泉の像」と夜の札幌テレビ塔。
暖色の照明と、青色のライトの反射光が柔らかく水面に広がっていた。

おわりに

札幌は観光地としてもそれなりに有名なんですけれど、もともと札幌で生まれ育ったこともあって、札幌の観光地のことをよくわかっていませんでした。

今回は外の目線をもって札幌を歩いてみることに挑戦してみたんですけれども、実際にやってみると「札幌って魅力的だなぁ」って改めて感じさせられましたね。またどこかで機会を見つけて札幌を観光してみたい!

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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