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25歳ゲイ、札幌観光。

はじめに

こんにちは。25歳ゲイのさいとうです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

この記事を書いているのは春の大型連休(ゴールデンウィーク)真っ只中のとある一日です。4年ぶりの「行動制限」なしの大型連休。これを機会に旅行などを楽しむ方も多いのではないでしょうか。

今回の記事は「札幌観光」と題しました。旅行記事です。

ただし、ここで書き添えておきますが、筆者さいとうの出身地は何を隠そう北海道札幌市です。つまり、いわば地元観光ですね。

現在は札幌を離れ、北海道のとある街で暮らしています。一度札幌を離れたことで、学生時代によく通っていた場所であっても、当時は気づかなかった魅力を発見することもあります。

今回の連休はぼちぼち仕事もあったため、札幌に帰省するに留め、そのついでに、大通・札幌駅・北大エリアを中心に探訪してきました。今回はそのまとめです。

今回登場するスポット。上方が北です。

Day 1

北海道大学|中央食堂

北海道大学の札幌キャンパスに行ってまいりました。(他に、水産学部を擁する「函館キャンパス」があります。)大学でありながら、観光地としても結構人気のある場所です。人気がある理由はいくつか考えられますが、ここではパッと思いついた点を2つ。

(1) キャンパス内の自然の豊かさ
札幌キャンパスの正門をくぐり、少し歩くと中央ローン(芝生)が見えてきます。春は桜が咲き、夏は万緑の芝となり、秋は木の葉が綾錦 あやにしきをまとい、冬には銀世界が広がります。また、中央ローンにはサクシュコトニ川という人工の川が流れており、その水辺で学生がギターを弾いたり、観光客が写真を撮っていたり、結婚式の前撮りをしていたり、……。それぞれが好き好きにこの芝生で過ごしています。あと、たまにリスがキャンパスを走っていることなんかもあります。

(2) キャンパス探訪のエンタメ性
札幌キャンパスはちょっと見て回るだけでも結構面白いのです。キャンパスは結構デカいし、一箇所で「北海道らしさ」もそこそこ味わえる。札幌駅からのアクセスも良いので、特に札幌に観光で来た人にはおすすめです。(札幌って観光地少ないですよね)
札幌キャンパスには、北海道大学総合博物館があり、入館料無料で楽しめます。恐竜の骨格標本や化石もあります。ポプラ並木やイチョウ並木の周りでは写真を撮って楽しめますし、美味しいソフトクリームだってあります(北大には何箇所かソフトクリームを売っている場所があり、有識者によるとそれぞれ味が違うらしい)。

……こんな紹介をしておいて何ですが、今回はめぼしい観光施設には足を運びませんでした。悪しからず。

学食(中央食堂)
はじめに寄ってきたのは学食です。北大札幌キャンパスにはいくつか学食があり、目立つのは

  • 北部食堂(教養棟横)

  • 中央食堂(理学部横)

  • クラーク食堂(メインストリート南端)

あたりでしょうか?(北21条にも「レストラン・ポプラ」なる学食があるそうですが、筆者は利用したことがありません)
他にも学部ごとに食堂があったりします。筆者もはるか昔(10代の頃)に知人と工学部食堂で昼ごはんを食べた記憶があります。

今回はそのなかでも中央食堂に寄ってきました。中央食堂はお昼どきの時間を避ければ、学外者でもご飯が食べられます

中央食堂は2階建ての建物で、1階はパン屋さんと食堂、2階は購買と食堂になっています。2階の食堂は1階よりも広く、昼11:00-14:00の時間帯のみオープンしています(この時間帯には2限終わりの学生や、3限前に昼飯を済ませたい学生が大挙する)。なお、平日11:30-13:00は混雑のため、学外者の利用はご遠慮くださいとのこと

食堂入口付近でお盆を取り、通路を進んでいくと見えてきたのは Krispy Kreme のドーナツ! 一時期、札幌に来るたびポールタウン内の Krispy Kreme でドーナツを食べておりました。お店だと温めて提供してくれるのが好き。学食でも売ってるんだ。自分がいた頃はなかった気がする。

Krispy Kreme が学食で売ってる!

今回は牛トロ丼を頼んでみました。他のメニューと比べると、若干価格帯が高め。学生時代はライス(小)・味噌汁・肉or魚・野菜をよく食べていました。これだと安く抑えられるんですよね。つくづく、お金がなかったなあ。

牛とろ丼。他の丼ものよりも若干強気の価格設定。

昔と変わっていたのが黙食の案内とパーティション。なんだか殺風景です。コロナ禍で寂しくなったものですね。

そういえば、クラーク食堂には外の風景を見ながらご飯を食べられるテラス席(?)みたいなものがあったと思うけど、果たして今もあるんだろうか?

学食で昼ごはんを食べた後は、読みたい本があったので附属図書館(本館)に立ち寄りました。どうでもいいけど、エントランスが2階にあるからこの建物の中にいると階数感覚がバグるんだよね。書庫にも入りたかったんだけど、学内生・教職員しか入れないそうで。残念。

北大植物園

北大植物園に行ってまいりました。大通駅・西11丁目駅・札幌駅のどの駅からもアクセスできる位置にあります。赤れんが庁舎(旧道庁)を少し西に進んだあたりにあります。

宮部金吾記念館
入口をくぐって見えてくるのが、宮部金吾記念館です。

宮部金吾記念館の外観

宮部金吾(1860―1951)は江戸(!)出身の植物学者です。北大の前身である札幌農学校を卒業し、東大・ハーバード大を経て、札幌農学校の教授として戻ってきたようです。彼が80代になったときの書がこちら。「禁酒禁煙」。好き。

「禁酒禁煙」

クラーク胸像
植物園内の宮部金吾記念館の中にあるクラーク胸像が、北大中央ローン横のクラーク胸像の原型らしい。

クラーク博士像

余談ですが、道外からの観光客の方がイメージするであろう「クラーク像」(クラークが指をさして立っている全身像)はこの「クラーク『胸像』」とは別物です。昔、中央ローンの横で渋い顔をされている観光客の一団を見たことがあります。札幌を観光される際は十分ご注意を。

あとは園内をぐるぐる回ってきました。ツツジが見頃で綺麗だった。

春楡の巨木。フランス革命よりも前から生きていたらしい。
クロフネツツジ。「ロイヤル・アザレア」の名でも知られているらしい

残念ながら閉園間近の時間に訪れてしまったので、園内を巡っている途中で園内の閉園アナウンスが鳴ってしまいました。
声が高めの女性による、昭和レトロ感のあるアナウンス。レトロなテーマパークって感じ。伝わるだろうか。(以下、参考動画。現代を生きる昭和。)

帰り道、ハリボテの赤れんが庁舎(旧道庁)が見えた。道のホームページによると、令和7年(2025年)3月までリニューアル工事のため休館とのこと。

ハリボテの赤れんが庁舎

Day 2

北海道大学|北大マルシェCafé&Labo

附属図書館(本館)で何冊か本を借りていたので、返却に来ました。そのついでに図書館横の百年記念会館内の「北大マルシェ」に。

北大マルシェCafé&Labo
ソフトクリームを買いました。興部町産の牛乳を使っているらしい。甘くて美味しい。日光の下で見ると、僅かにクリーム色がかったソフトクリーム。なんだかミルクキャラメルにも似た味がする。

ソフトクリーム。コーンで食べるとテンションあがる。捨てるゴミも減るし。

コーヒー屋さん 月祭

北大を後にし、前に YouTube でみて気になっていたお店「コーヒー屋さん 月祭つきさい」に行ってみました。静かな雰囲気でリラックスしてカフェラテとスイーツと楽しめました。

コーヒー屋さん 月祭
さくらのパンナコッタ。めっちゃ揺れる。

北海道神宮

続いて、地下鉄に乗り円山公園駅へ。駅前のマルヤマクラスのパン屋さんでクロワッサンを買い、北海道神宮へ向かいます。
北海道では梅と桜がほぼ同時期に咲くのです。過去の記事では2月に京都で梅が開花した話をしたでしょうか。遅れること数ヶ月、ようやく北海道も梅の見頃です。

ベンチにも桜の花びらが
クロワッサンを食す

風に吹かれて花びらが散るのを見ながら、クロワッサンを食べる。サクサクのあっさりしたクロワッサン。美味しい。

神宮にも参拝してきました。手水舎も今まで通り、参拝者が使えるようになっていました。コロナ禍では使えないようになっている神社も多かったように思います。コロナ前の社会に戻りつつある場面の一端でしょうか。

手水舎。コロナ禍を経て復活。
千社札がいっぱい。今まで気にしたことがなかった。

「可愛い男との出会いあれかし」と五円玉を握りしめてお参りしてきました。まさに神頼み。

可愛い男との縁を願って

CAFÉ de JIKAN (カフェ時館)

昔、札幌キャンパスの教養棟を東に出て少し歩くと、北18条に「時館」というレストランがありました。今は跡地が学生マンション(?)になっています。系列店のカフェが出ていることを知っていたので、今回はそちらに伺いました。

CAFÉ de JIKAN
外観。とってもおしゃれ。
昭和55年(1980年)に元「時館」は開業したそうで。長い歴史。

ガレットを注文。本来はこれにスープもつくそうなのですが、連休でお客さんが多かったためか、スープは売り切れになっていたようです。大きなお皿にのったガレットが登場。美味しい!

どでかいガレット。サイズ感が伝わりにくいのですが、ピザ皿くらいのでっかい皿に乗っています。

ゲイナイト

その後、ゴールデンウィークに札幌でゲイナイトがあると聞いていたので、友人とともに寄ってみました。以前に一度だけゲイナイトに行ったことがあるのですが、その日は仕事があったので早々に引き揚げてしまいました。今回はしっかり楽しめそう。

優雅に瓶スミノフをしばきながら、しばしの間、爆音で音楽鑑賞を楽しみました。幸せ

瓶スミノフ。飲めないくせに飲みたがる。

途中ショータイムがありました。初めて見ましたが、圧倒されました。ドラァグクイーンすげえ。
終電終わってからは、なんだか気分も高揚してきて会場でずっと跳ねてた。20代も半ばになると、日常でこんなに飛び跳ねる機会なんてないよね。25歳ゲイ、バネのように単振動を続けておりました。好。たのしかった!

Day 3

北大植物園(再)

昨日のナイトから残る、アセトアルデヒドが引き起こす頭痛と両脚にじんわりひろがる筋肉痛にうめきながら、植物園を再訪しました。己のキャパを見誤るとこうなる。

再訪した理由は、みどりの日は無料開放されているようだと聞いていたためです。ちなみに、北大生はみどりの日に限らず無料で入場できるそうですよ。もしこの記事を現役北大生の方が見ていたら、ぜひ行ってみてはいかがでしょう。

のぼり
オオバナノエンレイソウ。北大の校章にもあしらわれている。
「心を殺す」解説文が不穏

そのあとは札幌をふらふら散策し、夜になりました。パピコを噛んで春の夜風を浴びつつ街を闊歩する。これほど幸せなことがあるでしょうか。

夜道で噛み付いたパピコ

大通公園で写真を一枚。好きだなあ。

大通公園。写真中央に見えるのがさっぽろテレビ塔。

おわりに

今回の大型連休の一部を切り取って記事にしてみました。久しぶりにワクワクする連休が過ごせました。そろそろ旅行にも行きたいなあ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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