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【なぜ既存の音楽業界は衰退産業なのか?】

CDが売れなくなった…。
ミュージシャンは儲からない…。
音楽業界は斜陽産業…。

などなどと
言われるようになって
だいぶ長くなりました。

2000年代を皮切りに
どんどん上記のような
状況が進んでいます。


でも

周りを見回してみましょう!

家電、自動車、外食産業…

その他、様々な
大きな業界も
日本全体で
まったく同じ状況に
見えませんか?

僕は

音楽業界が衰退業界なのではなく

【日本全体的に
 衰退業界が増えている!】

と、捉えています。


でも

それこそよくよく
見まわしてみると

どんな衰退業界の中にも
光り輝く業績を伸ばし続ける
企業が必ずあります。

いや!

企業というのは
少なくなってきていますね。

正確には

【個人事業主】

が確実に
光り輝き始めています!

もちろん

日本を代表する
TOYOTAさんなど

大企業も奮闘している
ところがありますが
数としては確実に
減ってきています。


あくまで

ミュージシャンの視点からだと

「全体的にこうなるのは必然だ!」

と僕は直感的に感じ取っています。


なぜなら

【衰退業界は
 本当のコアファンを
 作ってこなかったから!】

家電にせよ
自動車にせよ
外食にせよ

今苦境に立たされている業界は
いい意味でも悪い意味でも

「薄利多売」

を追求しています。


もちろん

そのほうがよかった時代が
あったからでしょうし
その商売魂自体を
僕は否定しません。

安くいいものを
たくさんの人に届ける。

この理念は根本的に
素晴らしいものです。

でも

そのやり方だと
単純に必要だからほしい人
にはありがたくても

【どうしてもそれじゃないと嫌だ!】

というコアファンはつかめません。


そしてコアファンじゃない人は
時間とともに離れていきます。

もっと安いところ
もっと手軽なところ
そして最後には
やっぱりメンドクサイ
からいらない…。

と、こうなりやすいのです。


音楽業界なんて
モロこの流れですね。


CDよりもダウンロード。

ダウンロードより
ネット上の無料視聴。

もう無料で聞けるから
わざわざお金と時間を割いて
CD買ったり
ライブに行ったりしなくていい…。

こうやって

コアファンを殺しつづけ
そんなに熱の無い
薄いファンを
追いかけ続けています。


今衰退期に入っている業界は
おおむねこの流れが
生まれている気がします。


そして

ここまではよくある業界論。

ここから僕なりの
解決策を提案します!

キーワードだけ
先にお伝えしておくならば

【スーパースターより
 ローカルスター!】

です。


もちろん
一概には言えませんが

今までの音楽業界は
ざっくり言うと

「スーパースターモデル」

で動いていました。

突出した
ルックスと才能を持った
スーパースターを発掘する。

彼らをしっかり育て上げ
彼ら個人に
圧倒的な知名度
圧倒的な人脈
圧倒的な報酬を
集めることによって
ビジネスを回していました。

音楽事務所や
大手レコード会社が
その報酬を管理し

スーパースターが稼いだ中から
駆け出しのミュージシャンや
スタッフたちのギャラが支払われ
なんとか全体を保っている。

まさに

「スーパースターモデル」

だったわけです。


もちろん

このモデルは
とっても魅力的ですし

ほっておいても勝手に
各世代にスーパースター
は生まれるので

どの時代でも
なくならないモデルでしょう。

ところが!

このモデルの危ういところは
時代の趨勢や景気に
左右されまくること!


ちょっと考えれば
当たり前ですが。

景気が悪くなれば
音楽自体に
お金を払う人が少なくなるので
そもそもスーパースターの枠が
少なくなります。

また

時代の趨勢を表す
政治などに巻き込まれると

まず高確率で
音楽活動の方向性が歪み
ひどい時には命を落とします。

という風に

「スーパースターモデル」

はそもそも
コントロールできない
偶発的な要素が
多分にあるモデルなのです。

そして何より!

【スーパースターモデルは
 すなわち薄利多売モデル!】

スーパースターは
10万人に一人
下手したら数百万人に一人
くらいの確率でしか
生まれません。

となると

必然的に
一人にたくさんのファン
が群がる形になります。

そうなるともちろん
一人ひとりの顔と名前を
覚えておくことは不可能。

結果

10年に一度ライブに行くとか
音源を購入するなどの
「薄〜いファン」を
量産することになります。

まさに

【衰退業界の
 ビジネスモデル
 とそっくり!】

ファン作りが得意なはずの
音楽業界でも無意識に
こんな状況に陥っているのです。

だからこそ!

【これからは
 ローカルスターが輝く時代!】

地域に密着して
100人〜1000人の
濃〜いファンと
音楽でつながる
大きな家族のように接する。

そういうモデルで
音楽活動できる人が
結果的にビジネスも
成功するでしょうし

何より

納得のいく音楽活動を
自由に自分の意思で
展開できるでしょう!

【スーパースターより
 ローカルスター!】

これがこれからの
キーワードになると
僕は思っています。

あなたはどう感じましたか?

ピンときた人は
どうぞご参考に。

今日も一日ガツンと
グルーヴしていきましょう!

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