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工場の未来とHITO MIGAKI

新年度を迎えるにあたって

新年度のスタートである4月になりました。
ご家族の皆様で入学や進級などを迎えている方もいるのではないでしょうか。秋田県では桜もすでに散り、少しずつ暖かくなり青い葉桜が目立つようになって、夏の一角も見え隠れしつつある今日この頃です。
改めまして、斉藤光学製作所 代表の齊藤大樹です。
今年度も宜しくお願いいたします。

弊社は8月決算ではあるものの、4月からを令和5年度ととらえ、気持ちも新たにスタートしています。
今年度、弊社では社員教育や働く環境整備などに注力し、会社全体がレベルアップしてより一層成長することを目指して尽力していきたいと考えています。

更なる成長のために、歴史を振り返る

なぜ社員教育や働く環境整備に力を入れるのか。
それは会社の歴史を振り返って、弊社の未来を考えた末に、確信をもって取り組む必要があると判断したからです。
ここで少し、齊藤家の話をさせてください。

斉藤光学製作所秋田工場 創業時の写真

私の祖父が会社を創業したとき。
職人としてひたむきに技術に向き合い、時計のカバーガラスやレコードの針の加工を中心に朝から晩まで機械にうちこみ、加工技術を高めたりなど、今の「斉藤光学製作所精神」の根幹となるものを創ってくれました。

そして、父の時代。
新たな事業成⾧を目指し、秋田工場の創業や新たな事業領域に挑戦するため、営業活動や事業の買収、他社企業との連携を進め斉藤光学製作所を大きく成⾧させました。
群馬テクニカルセンターがスタートしたときには、秋田工場メンバーも群馬に出向き、今まで触れることのなかった技術を習得したり、多くのお客様との関係を構築し、今の斉藤光学製作所の柱の一つである結晶事業部の礎を築いてくれました。
このような歴史があるからこそ、今安定的にお仕事をいただきながら、社員の皆さんの生活を守れているのだと思います。
これまで弊社を支えてくれた社員の皆さんには心から感謝しています。

会社の現状とこの先の展望

しかし、会社の事業が成⾧し従業員数も増えてきた中で、チームとして仕事をすること、技術の課題に真剣に向き合うこと、一人一人の成⾧、仲間に貢献する意識などが少しずつ失われ、これからの未来を確実にする上で不可欠な要素が大きく欠如してきていると感じています。
今まで先人たちが培ってきた技術や仕事を未来に繋げ、我々一人ひとりがもっと充実した仕事や生活の質を得るためには、会社の仕組みや一人ひとりの更なる成⾧が絶対条件であり、それを導くのが私の役目だと思っています。
私のこの想いを下の図などに表しながら、社員の皆さんに理解いただけるよう日々努めています。

理想の組織は「社員が主役、社長は支え導く存在」と考えています。

成長のための取り組み

では、その絶対条件をクリアするために具体的にどんな取り組みをしていくのか。その一つをご紹介したいと思います。
その名も、人財育成プロジェクト「HITO MIGAKI」です。

弊社の目指す会社像
「HITO MIGAKI」プロジェクト

このプロジェクトの前提として、弊社は【秋田において高度技術と高度人材の拠点になる】という理想の会社像を描いています。
この会社像は、「秋田」「地方」「製造業」という枠にとらわれず、他企業のモデルとなるような研究開発型リーディングカンパニーを目指す、という決意表明でもあります。

肝心の「HITO MIGAKI」プロジェクトは、その名のとおり、リーディングカンパニーを目指すために必要不可欠な企業価値向上の原動力となる「社員の育成・組織の開発=人磨き」を目的としサービス価値や社員の能力向上に関する取り組みを行ったり、自身のキャリアを考える場を提供する研修などを設けることを考えています。
具体的には、まずは管理職の社員を対象に、働くことへの意識や、周りの部下との関わり方などを改めて考える機会をつくり、会社の未来と成長を目指すために=社員(部下)が満足して働くために必要なことは何か?を模索していく予定です。
「社員に幸せに働いてもらいたい」という願望を、私個人にとどめるのではなく、社員と共有しながら実現していきたい、という想いを込めています。
この「HITO MIGAKI」プロジェクトの具体的な取り組みの様子は、引き続きこのnoteやTwitterなどで発信していきたいと思っています。

まとめ

今回は、あえて今年度の最初の朝礼で社員に向けて話した内容をもとに、投稿記事を作成しました。
このnoteを見て下さっている社内外の方に、弊社の向上心、社員の成長を重要視している姿、そして秋田県の技術分野を牽引するリーディングカンパニーとして様々な取り組みを行っていくことをお伝えできていれば幸いです。
太陽光を浴びようと枝を伸ばす木のように、会社も私自身も絶えず成長することを大切にしていきたいものです。

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
引き続き弊社note記事を更新していきたいと思います。
次回の記事をお楽しみに!

斉藤光学製作所 齊藤大樹



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