【研究メモ】量的研究と質的研究の前提にある価値観とは何か?~フリック(2011)質的研究入門 第6章「理論的立場」 vol.05 「実証主義と構築主義」 からの学び
フリック(2011)質的研究入門 第6章から、「実証主義と構築主義」についての紹介です。第6章も、今回で最後!
この書籍を読むたびに、自分の学術的な知識の乏しさと、理解力の低さに泣きそうになりますが、まぁ、気長に続けていきたいと思います。
実証主義の前提を見ると、量的な調査を行う上での、前提として、このような考え方があるのだなと、今更ながら大事なポイントが見えてきました(実証主義に近い質的研究もあるかとは思いますが・・・)。
一方、構築主義は、
と言われます。
構築主義の一つの考え方として、ガーゲンの社会構成主義が紹介されていました。質的研究との繋がりが強く、組織開発的な文脈においても、対話型組織開発の土台になっている理論です。
「言葉や形式は、社会的産物である・・・歴史的・文化的に埋め込まれた、人びとの交流の産物である」という言葉は、スナップショットとしての”今・見えている範囲”だけでなく、過去の経緯や、視野の範囲外からの要因も含めて、影響を与えている要素について、意識的になる大切さを教えてくれます。
各項目、わかるところはわかるのですが、正直、引用元書籍の日本語『社会構成主義の理論と実践:関係性が現実を作る』をもう少し読んでみたいところです(原著でもいいのですが笑)。
『あなたへの社会構成主義』は、読んだのは10年近く前だったので(レジュメを作成した記憶が・・・)、再度、読んだときに、どの様な認識や感想の違いが生まれてくるかも味わってみたいです。
あぁ、『関係からはじまる―社会構成主義がひらく人間観』も積読になっていましたね、はい・・・
どれも、厚いんですよね・・・苦笑
ガーゲンは、組織開発を実践する上でも大事な理論なので、時間を見つけて、コツコツ読んでいきたいと思います!
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