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数年ぶりにユニクロでインナー以外を購入。
ガシガシした厚手のアメリカン?な感じの綿100の生地に一目惚れ。
特に試着もせずMを速攻で購入(身長約172cmなのでユニクロ製品は常にMを選択)。

なんかデカい気がする…
肩は完全にドロップしてる…着丈も股下に届きそう…
ユニクロさんにもオーバーサイズな流れが来ているのか…

ユニクロのWEBサイトより引用。まさにこのサイズ感

ユニクロさんがこのサイズ感を推奨なら文句を言わず着ておけばいいのだとも思いつつ、やはり何となく納得がいかず、М→Sに交換。

わかりにくいですがこんな感じです。

Sだと自分的にはジャストサイズに思えますが、20代から見るとピタッとし過ぎなのかもしれません…

他方で、このユルい流れについていけていないオジサンは私だけではないのではないかとも思います。

歳を重ねるにつれ、「普段着」でもジャケットを着用するようになった。
スーツやジャケットはジャストサイズが基本。
もちろん、どんなシルエットがその時代の「ジャスト」かは流行に左右されるものの、タイトすぎ、ルーズすぎは少なくともやめたほうが良い。
なぜなら、スーツやジャケットは高価であり、十数年にわたって着られるものだから。その年の流行を追っていては、数年後には賞味期限が切れる高価なスーツが出来上がってしまう。

このように、普段ジャストサイズを基本として考えていると、Tシャツの肩がドロップしていることに妙に違和感を覚えてしまう…

5年後、このドロップショルダーがまだカッコいいとされているかというと、流行のサイクルを考えるとそうでもないとも思う。

余談ですが、不景気だとタイトシルエットが流行し、景気が良いとルーズなシルエットが流行する、という話を聞いたことがあります。

生地すら無意識にケチりたくなるものなのかよくわかりませんが、景気とシルエットに相関関係があるのだとすると、昨今のビッグシルエットの流行は株や不動産のコロナバブル的なものと無関係ではなく、アフターコロナに向けて景気後退懸念がささやかれている現在、本当に来年(2023年)以降景気が後退したらまたタイトなシルエットに向っていくのかも知れません・・・

いずれにせよ、我々オジサンまでもが無理にビッグシルエットに乗っかる必要はないのではないかとも思うのです。
肩が垂れていては生地がモタモタしてそもそも着心地がよくないし・・・

5年もユニクロの1000円のTシャツを着ないだろ、という指摘はあるかもしれないが、それが案外着られるんですよね・・・
そもそも綿100のガシガシした生地だし、夏にしか着ないので、普通に7~8シーズンはもつ。
環境への配慮的な観点から、今の気分でない、という理由でまだ着られるものを捨てたりはしたくないわけです。

新しいモノこそ正義で流行が過ぎればポイ、というファストファッションへのアンチテーゼはわれわれオジサンこそが標榜すべきもの。

「クラシックであること」さえも流行の対象としてしまうファッション業界からすると、およそ流行というものと距離をおいてデザインすることはできないのかもしれません。

他方で、デカくもピチピチでもない、中庸なサイズを末永く着たい、という客のニーズも一定程度間違いなく存在するはず。

最後はとりとめもない話になってしまいましたが、要は極端に流行を追うと、10年後に写真を見返したときに何でこんなカッコしてたんだろう、と思うことになるんじゃないか、という話でした。

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