女子小学生の股関節の痛み(臨床録)
小学生 女子
主訴は股関節が痛むこと
整形外科に受診し安静にするようにと言われ、1ヶ月ほど学校を休んでいる。特にこれが問題といったことはいわれてない様子。
身体をチェックする。
恥骨と腰椎5番と3番の可動に機能障害が見受けられ、右の距骨の状態が悪い。恥骨や腰椎5番は特に股関節との運動連鎖が強いためアプローチの必要があると考えられる。
施術を開始するが、年齢的なものや慣れの問題で、くすぐったがったりじっとしていられなかったりするので、無理のない範囲で行う。
実際にアプローチしたいうちの65%ほどといったところで終了。
施術後、再チェックをすると症状がやや残るが軽快したとのこと。
後日、再来。
親からの話によると施術後数日かけてさらに軽快したと聞く。
症状が気になる間は月1〜2回ほどの施術を提案。
施術や検査に慣れてくれば、効果も出やすくなるだろう。
その後、2度目の施術後に学校へ行けるようになったと連絡をいただいた。
担任の先生に「整体で良くなって学校に来られるようになった!」と話していたと聞いた。
厳密にいうと日本のいわゆる整体とは違うのだが、それはそれで喜んでくれたのであれば何より。
小さな子どもの身体の問題は、単純な身体のエラーだけとは限らないことが大人よりも多いように感じる。
例えば本人だけでなく家族全体の生活習慣が子ども本人に合ってなかったり、家具の配置や間取りがそうであったり、学校や習い事の問題であったりとすることも見受けられる。
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