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ロゴ制作記|ゲームの雰囲気が変わるなら、ロゴも同じく変えた方が良い

ロゴはゲームの顔です。
ゲームの雰囲気を伝える役割を担います。

それを変えるというのはゲームの雰囲気が変わるということです。
つまり、ロゴが与える印象によってリーチする層も変わります。

今回はロゴが与える印象とリーチする層の相関についての記事です。
まずは『東方リキャストリフト』のロゴの変遷を見てみましょう。

ロゴの変遷

最初のロゴ

このロゴは『東方リキャストリフト』の初期ロゴです。
ゲームのメインメカニクスであるリフトという動きを音楽に例えていたので、五線譜をあしらったデザインにしています。

最初に宣伝をかけたのが新作アナログゲームに興味を持っているイノベーター層だったので、東方であることはあまり表に出していませんでした。

2番目のロゴ

打って変わってこちらでは東方projectの二次創作であることがハッキリ分かるようにロゴをデザインしています。

大きく「東方」と銘打ち、リキャストリフトの方はアルファベットで判読しにくい形になり、東方の二次創作であることだけなんとなく分かるロゴです。

ここで東方のファン向けにゲームを出すプロモーションを始めました。
カードゲームは敬遠されがちなのでちょっと隠してる形です。

最新のロゴ

最新のロゴでは「東方」も「リキャストリフト」も両方とも分かるロゴにしました。
グラデーションを入れていますが、赤から黄色へ変化させています。

『東方リキャストリフト』におけるリキャストタイムの色です。
ゲーム内に出てくる意匠をロゴに反映させています。

東方のファンにも、カードゲームが好きな人にも伝わるロゴです。
強いて言うならカードの意匠を入れても良いかな、と思ったくらいですが、既存のカードゲームでカードの意匠を入れている作品が無いのでやめました。

ゲームの難易度に合わせたロゴ作り

ロゴを変えることでファーストインプレッションが変わります。
ゲームに興味を持つポイントはルックです。
このルックに大きく貢献するのがロゴになります。

ゲームロゴから複雑そうなイメージを払拭するにはどうするべきか。
太字のゴシック体は重要です。
次に、明るい色合いが注目されます。

最新版のボツ案
明るすぎるのと読みにくいのが理由でボツです
最新案のボツ案2
ウルトラマン感がマッチしてないのでボツ

『東方リキャストリフト』はバージョン更新の過程で、複雑な要素を出来る限り潰すようにアップデートを重ねてきました。

簡単なゲームだと想定した最初のロゴ、難しいゲームだと自覚した2番目のロゴ、アップデートで難易度を引き下げた最新のロゴ。

アナログゲームのロゴをアップデートするのは難しいと思いますが、バージョンを変えるごとにロゴを更新するのは訴求したいプレイヤー層の変化にほかなりません。

ぜひ、相手に届くロゴデザインをしてみましょう。

『東方リキャストリフト』はコチラ

https://sites.google.com/view/touhou-recast-lift/home