「笑いにあふれたスタッフルーム!?リハビリテーション部の作業療法士が感じる県央基幹病院の魅力をご紹介!」
こんにちは、済生会新潟県央基幹病院の広報担当です。
今年2024年3月に開院した県央基幹病院で働く職員のインタビュー。
今回の記事は、リハビリテーション部の作業療法士・神田さんの素顔に迫ってきました!
神田さんは、以前働いていた病院から転職し県央基幹病院に入職。現在、4歳と6歳のお子さんを育てるパパさんだそうです。神田さんには、「作業療法士ってどんなお仕事なの?」「子育て中の職場のサポートはあるの?」「リハビリテーション部の雰囲気って実際どうなの?」などいろいろとお話をお聞きしてきました。
「聞いたことはあるけどよく知らない…。作業療法士ってどんなお仕事なの?」
――本日はよろしくお願いします。まずは、作業療法士のお仕事ってどんなお仕事なのか教えてください!
よろしくお願いします。
作業療法士は、病気やけがで体や頭の働きに問題を抱えた人をサポートする仕事です。 歩いたり、トイレに行ったり、お風呂に入ったり、服を着替えたりといった基本的な日常生活の動作から、 家事や仕事に復帰する手助けまで行います。患者さん一人ひとりの状況に合わせた支援を提供する職業です。
――体が動かなくなったら患者さんの生活に大きな影響がありますよね。
外傷や病気の障害によって多少の体の不便さが残ってしまっても従来の生活や役割に携われることが、患者さんがその後の人生を前向きになれることに繋がっていると思います。それらを支援するのが私にとっての作業療法士の役割です。
――作業療法士の仕事をやっていて印象に残っているエピソードはありますか?
利き手に重い麻痺を患った梨農家の方が印象に残っています。二人三脚で農家の業務内容を練習したことで元気に職場復帰された時はとても嬉しかったです。退院から半年以上たってその方が手塩にかけて作った梨が直筆の手紙とともに職場に送られてきたときは、作業療法士をやっていてよかったと思えた瞬間でした。
――患者さんと一緒に努力したことが形となって見えるところも作業療法士のやりがいですね!逆に、仕事をする上で悩むことはありますか?
やりがいを感じる仕事ですが、日々判断に悩むことはあります。以前、足が不自由な患者さんの担当をした時のことです。自宅へ訪問して環境を整え、本人や家族にも今後の生活についてアドバイスをしました。でも、日常生活が活発になってきた矢先、自宅で転倒してしまったことがありました。
この様な時は、自分たちの判断についてチームで振り返りを行い、今後はいろいろな状況の患者さんに対応できるように努めています。
こどもの学校からの急な呼び出しはスタッフみんなで協力!職場のサポート体制もバッチリ!
――前職は、県央基幹病院のある燕三条地域ではない病院で働いていたそうですが、県央基幹病院のどんなところに惹かれ転職をしましたか?
私の地元は、県央基幹病院がある三条市に隣接する燕市です。そして現在も燕市に住んでいます。そのため、「いつか地元である燕三条地域で働きたい」という気持ちは常にありました。急性期医療の中核を担う県央基幹病院が地元である燕三条地域に開院すると知り、前職の病院もとても良かったので悩みましたが思い切って転職しました。
――転職してみて県央基幹病院は印象通りでしたか?
だいたいは印象通りでした。しかし、患者さんの入院・退院・転院の回転が著しく早いことは予想を超えていました!それに応じた評価・訓練・情報提供が自分の型になるまでにまだ時間がかかりそうです。
――患者さんの数も多く日々忙しいと思いますが、子育て世代の神田さんはどのように仕事と家庭の両立をしていますか?
夫婦で協力していますが、子どもが急に熱を出すことがあります。そのため、保育園に迎えに行ったり、受診に連れて行ったりして、急に休まなければならないことがあります。そんな時、部署内の理解に非常に助けられています。スタッフ同士が業務を分担し、お互いの仕事をサポートする体制があるため、仕事と家庭を両立できています。
笑い溢れるスタッフルームって!?リハビリテーション部の雰囲気を教えてください!
――実際のリハビリーテーション部の雰囲気を教えてください!
雰囲気はとても良いです!転職後の私をリハビリテーション部のみなさんは温かく迎え入れてくれました。実際に働いて感じるのは、みなさん親切だということです。人間関係は、新入職の方に限らず、転職する方にとっても非常に気になるところだと思います。
実際に入職して数か月が経ちましたが、とても安心して働けています。
――リハビリテーション部のスタッフ同士、スタッフルームでたくさんお話をするそうですね。
リハビリスタッフが休憩等に使うスタッフルームがあるんですが、休憩中に趣味の話などいろんな話をしています。スタッフ同士笑いあう空間があることで、チームワークが生まれそれが仕事に活きているのかもしれないですね。そんな環境で働けていることに感謝しています。
――スタッフルームでは趣味の話をすることもあるそうですが、神田さんの趣味を教えてください。
趣味は、シーバスフィッシングです。社会人になってから始めて、もう16、7年になります。 季節や時期に合わせて、県内の河川や海に出かけています。この趣味は長い間続けているものであり、 良いストレス発散にもなっています。
――リハビリテーション科以外のスタッフとの雰囲気はどんな感じですか?
リハビリスタッフは、医師・看護師・ソーシャルワーカーなど様々な職種のスタッフとの連携が不可欠です。どのスタッフの方々も忙しい業務の中でも親切で相談しやすいのでとても助かっています。2024年3月に開院したばかりで様々な病院から就職した方が多いので、知らないことは遠慮せずになんでも聞くようにしています。
燕三条地域は手の外傷が多い?スタッフ全体のレベルアップでフォロー体制を万全に!
――県央基幹病院がある燕三条地域に多い外傷があると聞きましたが、それは本当ですか?
燕三条地域は、ものづくり産業が盛んな地域です。そのため周辺には多くの工場があります。プレス機械などで手を外傷される方が多く、整形外科の「手の外科疾患」の処方も増えてきています。そのような患者さんにもしっかりと対応できるようハンドセラピィにも今後は積極的に取り組んでいきたいです。
――ハンドセラピィはどんなことをするんですか?
多くの場合、実際に手に触れてのハンドセラピィになります。装置や器具を使い、症状に応じて物理療法も併用します。また、ストレッチや日常生活での手の使い方について、アドバイスをすることもあります。
――ハンドセラピィなど専門性を持ったスタッフが働いているのも県央基幹病院の強みですね!
そうですね!県央基幹病院には様々な病院で勤務してきたスタッフが集まっています。それぞれの強みを活かして、全体のレベルアップができるような部門づくりに協力したいです。より高い業務をこなすためには個人のスキルアップも必要だと思っています。
――開院から数か月が経ちましたが、現在の課題はありますか?
現在、業務環境が全面的に刷新されています。具体的には、部門内の体制づくり、新しい電子カルテシステムの操作、他部門との連携などです。これらを同時に進めているため、すべてが課題と感じています。
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神田さん、本日はありがとうございました。
「生まれ育った燕三条地域で作業療法士として役に立ちたい」という夢を叶えた作業療法士の神田さん。開院から新たなスタッフ同士で協力し合い、日々うまれる課題を解決しながら忙しくも充実した毎日を送っているように感じました。
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