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過去の大きな決断が勇気をくれる
皆さんは、過去に大きな決断をしたことがありますか?
大きなといっても世間的に大きなことではなく、あなたにとって思い切った決断だったと思える経験のことです。
きっと誰でも、1つくらいはあるのではないかと思います。
今回は、そんな決断についての私の経験を交えたお話です。
私は、何かを決断しないといけない場面に遭遇したとき、過去のある経験を思い出します。
それは、中学生の頃、皆が経験する進路選択でのこと。
どの高校へ行くのか、当時の私はそこまで深く考えてはいなかったと思いますが、人生において大きな決断をするイベントです。
中学は、同じ小学校の友人の多くが行く学校へ当たり前のように入学したので、進路選択なんてありませんでした。
なので、自分で初めて行く学校を決める大事な決断でした。
とりあえず、友人とオープンスクールへ行って高校の雰囲気をなんとなく見て帰るといった、進路選択の参考になるのか微妙ではありましたが、いくつか行ってみました。
しかし、結局は学校選びなんて自分の成績次第です。
今の成績に1番合ったところに行くのか
頑張って成績より上のところに行くのか
それとも、楽々合格できそうなところに行くのか
どれを選ぶかは自分次第です。
私は、少し頑張れば行ける高校を選ぶことにしました。
どうしてその高校を選んだのか。
両親には、“電車通学ができるから行きたい”とそう説明しました。
確かに、当時の私は電車通学に憧れがあって、その方が遊んで帰れそうといったふざけた願望がありました。
今思えば、全くもって動機が不純です。
まぁ、そこまでは両親には言いませんでしたが、表向きの理由はそう語っていました。
しかし、誰にも言うことはなかった本当の理由があります。
それは
”中学の友人たちと価値観が合わないと感じていたから、離れたかった”
これが本当の理由です。
価値観という言葉を使いましたが、当時の自分の感情を今の私が表すと、この言葉がぴったりな気がします。
いじめられていたとかそういうことはありませんでしたが、仲良く遊んだりすることはあっても深い関係が築けるほどの友人はいませんでした。
漠然と、なんか皆と合わないと感じていたんだと思います。
だから、通っていた中学からたくさん人が行きそうな高校は、避けました。
私が選んだ高校へは、その中学から5人くらいしか行かないところだったので、友人も1から作り直しです。
全く社交的でない私にとって、友人作りはかなり不安な要素ではありましたが、覚悟の上です。
そんな不安を抱えていたものの、そのときの私は自分の本音に素直でした。
“まぁ、友人なんてどうにかなる
それよりも皆と違う高校へ行きたい”
未来の不安より、今感じている違和感を素直に選ぶことができたんです。
あの頃の私にとって、それは大きな決断だったと思います。
そして、その高校へ無事入学し、電車通学が始まりました。
憧れていた電車通学でしたがそんなにいいものでもなく、駅で遊ぶことを企んでいましたが、流れで部活に入ることになり、遊んでいる暇もありませんでした。
不安のあった友人作りも何とかなり、良い友人や先輩にも恵まれ、とても濃い楽しい3年間を過ごすことができました。
大人になった今、あのときの決断は間違っていなかったと思えます。
どうして中学生の私は、本音に素直でいられたのか。
大人になると色んな経験から、余計なことまで考えてしまい、行動できなくなる人が多いと感じます。
中学生の私は、人生経験の浅さがかえって良かったのかもしれません。
余計なことを考えることなく、今の自分の本音を聞いてあげることができた。
そんなあの頃の自分を、大人になった今とても格好よく感じます。
大人になった今、何かを決断するとき迷いや不安でなかなか答えが出せなくなったら、中学生の頃のこの経験を思い出します。
過去にできた大きな決断とその後の楽しかった思い出が、今の自分に勇気をくれるんです。
あのときできたんだから、今の自分もきっと前向きな決断ができるはずだと。
皆さんにも、思い出に残る今の自分の背中を押してくれるような決断をした経験ってないですか?
もし、決断することに恐怖や不安を感じて答えが出せないでいるのなら、過去の自分を振り返ってみてください。
本音に従って決断できていたことがあるはずです。
そのときの自分はどうしてそう決断することができたのか。
決断の先は、良いことばかりではなかったけれど、自分にとって良い経験になりませんでしたか?
前に進むための決断をしないといけないとき
きっと、過去の自分が今のあなたに勇気をくれますよ。
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最後まで、読んでいただきありがとうございました。
『自分らしく生きる』をテーマに、発信をしている
さいと申します。
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