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24.7月オケ練①:次の演奏会へ向けて。

オケの皆さんに会うのは、5月末の定期演奏会以来だ。

ご無沙汰していました、とご挨拶。

「わ!夜さん髪切ったの?かわいい、かわいい。よく似合う!」

ピアニストRさんが褒めてくださる。
たまにしか美容院へ行けないから、どうせ切るならと、短くしてもらったのだ。

「えへへ。うれしいです。バッサリ切ってサッパリです。」
「夜さんはどんなヘアスタイルでもかわいいよ。」
Rさん、優しい…(泣)。

「夜!」
コントラバスのJさんに呼ばれる。

「Jさん、お久しぶりです。」
「うん。アンタの師匠から頼まれたオケ、行って来たよ。」

Jさん、師匠からの依頼で、新入団員に教えながらエキストラ参加する予定になっていた。

「実際、ほんと大変だよ!教えなきゃいけないし、自分も演奏しなきゃいけないし。アンタの師匠、人使いが荒い!」

「スミマセンねぇ…。」

なぜ、私が謝る?

「師匠、Jさんすごく頼りにしてるから。Jさん居れば安心って言ってたし。弟子の私からも、よろしくお願いします。」
「だったらさぁ、夜も入団しなさいよ。直弟子だろう?!」
「えー…。」

師匠に見張られながらオケで弾くの、イヤだ。

           ★

「次回の演奏会の曲目、皆さんへメールしたつもりが手違いで送れていませんでした。すみません。」
コンマスからアナウンスがあった。

そんな訳で、今日は初見大会(初めて見る楽譜を弾く)となった。

渡されたのは「ヴィヴァルディ『四季 冬』」

やった!冬だ!
1楽章の不穏なF-moll、大好きだ。
自分で演奏できるなんて、うれしい。

昨日チェロ師匠に「楽器の調子が悪そうだ。鳴りが悪い」と指摘されたが、ここで弾いている分にはうるさいくらいに鳴っているように聴こえる。
むしろ、皆さんの音が聴こえず、自分の演奏ばかりうるさい感じもする。やはり側鳴りなのだろうか?

「よく鳴らしておきなさい」と言われていたので、トレモロをガシガシ弾いた。

           ★

合奏練習後は、楽団総会が開かれた。

はじめに、代表の挨拶。
「1か月以上も前の話になりましたが、定期演奏会、お疲れ様でした。
録音のCD聴きましたが、とても良い演奏ができたのではないでしょうか。速いと思ったブラ3の4楽章も、聴いてみると普通でしたね。
何人かのお客さんから『こんなに良い演奏を無料で聴いてもいいんですか?』と言われたことが、一番嬉しかったです。」

それは、聴きにきてくださった私の知り合いからも言われた。
私もとても嬉しかった。
CDを聴くと、最後の拍手の中に「ブラヴォー!」の声も幾つか入っていた。ありがたい。

コンマスからも挨拶。
「打ち上げの二次会の席で、H先生(指揮者)に本当にダメ出しないんですか、と聞きました。『本当にありません』とのお答えでした。
H先生、昔よりだいぶ指示が細かく厳しくなりましたね。我々、よく頑張ってついて行ったと思います。これからも、この調子で頑張りましょう。」

そうですね。

その後、総会では代表交代の承認、続いて、これからも無料でコンサートを開催するための資金繰りについて話し合われた。

そのほかにも課題はいろいろあるが、みんなで知恵を出し合って、良いコンサートを続けていきたいという気持ちは一緒。
末長く続く楽団にしていきたいものだ。



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