テキストプレースホルダのコピーのコピーのコピーのコピー__2_

#17 腕の重みが乗っている音・乗っていない音。どう違う?何を意識すれば良い?

※このnoteは、2019年12月10日(火)23:59まで無料で公開しています。→終了しました。

こんにちは、さいりえです。

このオンラインレッスンサロン note は、ピアノ練習や演奏に関する「その日のワンポイント」をテキストや短めの動画でお届けしています。

今回のテーマは、

腕の重みがのった音ってどんな音?

ということです。

わたしのブログやLINE@の読者さんには女性が多いと思うのですが、女性と男性では、ピアノの奏法の悩みも違う気がします(もちろん、二分できるわけではないですが)。

とくに腕や体の細めの女性ですと、

・音が細い・薄い
・厚みのある音が出ない
・平面的になる
・繊細なイメージは出せるけど、豊かなイメージが出にくい

など、音や出し方で悩むことがあるのではないでしょうか?

音や響きが薄いと、音楽そのものも豊かに広げることが難しいですよね。

そういうわたしも、腕も細めで(20代のころより太くなりましたが)、てのひらも薄いんです。

体格の良い男性ピアニストが腕をふっと下ろしただけで「ボ〜〜〜ン」と豊かな音が出る、ようには、出せません。

(もちろん男性ピアニストが良い音を出せるのは体格のおかげだけではないですが、それでも体格という「前提」は全然ちがいます)

だからといって、頑張ってしまってキンキンした音・・・も出したくないですよね。


そんなわけで、今回のnoteでは

・腕の重みを利用した音の出し方、響かせ方

について、わたしが実践していることを8分の解説動画でご紹介します。


動画は、つぎのような内容になっています。

もしすでに、「腕の重みを使って、音楽的な音を出す」ことについてよく考えて実践されている方であれば、テキストだけでもある程度ご想像いただけるかもしれません。

「実際の手の動きや雰囲気、比較した音を見て聴いてみたい」という方は、ぜひゆっくりと動画をご覧ください。

【もくじ】

硬い音、細い音、響きのある音の比較

①指、てのひら、手首、腕が固まっている場合
硬くて、物質的な音になる

②手首の力やてのひらの力みはある程度抜けているけれど、腕が落ちていない状態
→細い音、変化がない音色になってしまう

★ただし、あえて軽い音を出すときに、わざと腕をつり上げることもある

③腕の重みを指先まで伝える弾き方(落ちている状態が基本/腕の重力は下に落ちる)
響き、変化のある音を探しやすい(ほかにも必要な要素はあります)

最初はぐにゃっとしても良いので、腕を落とす練習をする

★聴き比べ

重音・和音・強い音の場合

複数の音の組み合わせになるので、①、②、③の違いがさらに大きくなってしまう

・硬い音→調和しない、音楽的意味を作れない

・1音ずつ、腕の重みをのせる
・適度に音が変化していくイメージ(呼吸や波動のような音)


強い音の場合
・つかまなきゃ!
・頑張ろう!

と思わずに、まずはしなやかに落とす。呼吸するイメージ

実際の曲の中で(ショパンのバラード1番)

・腕の重みがかかっていない音は、歌えない

→でも、すごく汚い音、というわけでもないので、頭や耳がその音に慣れてしまうと気づかないかも?

解説動画はこちら(8分)

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